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4月10日の誕生石 カラーレス・ジルコン

4月10日の誕生石 カラーレス・ジルコン

 カラーレス・ジルコンは、その名の通り無色透明のジルコンを指します。ダイヤモンドと比較して分散率が高く、宝石を正面から見たときに「ダブリング」という現象が見られます。これはジルコンの特徴的な屈折率の高さによるもので、この現象により稜線が二重に見えることがあります。

色や特徴

 カラーレス・ジルコンは無色透明で、ダイヤモンドに非常に似ています。その透明度と屈折率の高さが特徴で、これによりジルコンは独特の輝きを放ちます。また、この輝きはジルコンの分散率の高さによるもので、これによりジルコンは虹色の輝きを放つことがあります。

石言葉

 カラーレス・ジルコンの石言葉は、「すべてを掛ける恋」です。これはジルコンが持つ強烈な輝きと透明度が、恋愛の情熱や、全てを賭けて愛する勇気を象徴しているとされています。この石を持つ人には、全てを掛けるような強い恋愛感情が訪れるかもしれません。

パワーストーンの効果

 カラーレス・ジルコンは、精神を癒し、静かで平和な方向へと導く力があるとされています。また、出産の苦しみを和らげるパワーがあるとも伝えられています。この石は、持つ人やその周りの人々にも、自分の中にある美しさや柔らかさについて気づかせる力があるとされています。

歴史

 ジルコンは18世紀頃にスリランカで発見され、その特性からダイヤモンドの類似品として評価されていました。現地では品質の低いダイヤモンドと呼ばれていたとも伝えられています。

伝承

 ジルコンは古くからお産の御守りとして用いられ、出産の苦しみを和らげるのに効果があるとされてきました。その美しさと輝きから恋愛の石ともされ、情熱的な愛情を象徴しています。

その他

 ジルコンは和名で風信子石(ふうしんしせき)とも呼ばれます。化学式はZrSiO4で、ジルコニウムと酸素から成る酸化鉱石です。その名前はアラビア語の「zarqun・朱色」もしくはペルシャ語の「zar・金色」に由来するとされています。キュービック・ジルコニアと名前が似ている事から、模造品や人工石と思われがちですが、実際には天然石です。