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4月26日の誕生石 アメシスト(紫と緑の縞目模様)

4月26日の誕生石 アメシスト(紫と緑の縞目模様)

アメジストとは、クォーツの一種で、その色合いは淡いライラックから深い紫色までとなります。特に、紫と緑の縞目模様を持つアメジストは珍しく、その鮮やかな配色が美しいとされています。化学式はSiO2で、結晶系は六方晶系(高温型)、三方晶系(低温形)を持ちます。モース硬度は7と比較的硬く、耐久性があります。

石言葉

 アメジストの石言葉は「新しい恋の芽生え」で、これはその美しい紫色が恋情の芽生えを象徴するからです。また、高貴さを示す紫色から「真実の愛」「高潔な思い」の意味も含まれています。このため、純粋な愛を求める人々に選ばれることが多いです。

パワーストーンの効果

 アメジストはパワーストーンとして、持つ人の隠された能力や魅力を引き出し、高度な次元へと導く力があるとされています。また、恋愛成就にも効果があり、そのため恋人たちの間で特に人気があります。さらに、不要な争いから持ち主を守る効果もあり、スピリチュアルストーンとしても重宝されています。

歴史

 アメジストは古代エジプトから装飾品や護符として利用されていました。また、ユダヤの祭司たちは胸当てにアメジストを飾り、キリスト教世界では「司教の石」として愛されました。そのため、この石は宗教的、霊的な権威の象徴とされてきました。その名前はギリシャ神話に登場する酒の神バッカスのいたづらによって石に変えられた乙女「アメジスト」から取られています。

伝承

 アメジストは、魔除けの力が強い宝石として知られており、特にギリシャ・ローマ時代から「アメジストのグラスで水を飲むと、悪魔が追い払える」と言われてきました。また、酒を飲む際にアメジストを身につけていると、悪酔いや二日酔いをしないとも伝えられています。

その他

 アメジストは、日本の国石でもある水晶の中で、唯一宝石として扱われています。その高貴な色合いから、特に日本では「紫水晶」として親しまれています。ちなみに、「アメジスト」と『シ』に濁点をつけて呼ばれることもありますが、正しい名称は「アメシスト」です。また、色ムラが多いこの石は、色が深く一様に見えるものが特に上質とされています。