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9月12日の誕生石 ペリドット

9月12日の誕生石 ペリドット
ウィキペディアより

 ペリドットは爽やかなグリーンの美しい宝石で、地球の上部マントルが主成分となります。その色は鉄やマグネシウムによるもので、鉄分が多いほど緑色が強く、マグネシウムが多いほど黄色が強くなります。主要な産地はアメリカのアリゾナ州やミャンマーのモゴク地方などです。

色や特徴

 ペリドットは、鮮やかな黄緑色の半透明の宝石です。この色合いは、その中に含まれる鉄とマグネシウムのバランスにより決まります。ガラス光沢を持ち、特に夜のライトの下で見るとエメラルドのような輝きを放つため、別名イブニング・エメラルドとも呼ばれます。モース硬度は6.5と、比較的硬い石であり、その美しい輝きと色合いから宝石として利用されています。

石言葉

 ペリドットの石言葉は「運命の絆」です。この石言葉は、ペリドットが持つとされる強い浄化効果や人間関係を好転させる力から生まれています。そのため、ペリドットは夫婦やパートナーとの絆を深め、運命をつなげる石とも言われています。

パワーストーンの効果

 ペリドットは「太陽の石」や「女神ペレの涙」とも称され、強い浄化効果と魔除け的効果を持つとされています。太陽のような明るい希望の光を照らし出し、ネガティブなエネルギーを取り除きます。また、身につけることで魅力をアップし、異性を引き付けるとされ、人間関係を好転させる力もあります。

歴史

 ペリドットは古代エジプトでは「太陽の石」として崇められ、国家の象徴ともされました。その中に見られる黄金色は太陽神に見立てられ、金と一緒にしたものを護符とし、夜の恐怖を取り去り悪霊から身を守るとされていました。

伝承

 古代人は暗闇を一番恐れ、それは悪魔の仕業と考えられていました。そのため、太陽はその恐ろしい悪魔を払いのけてくれると信じられ、ペリドットはその象徴とされ、ファラオ達の崇拝物ともなりました。ハワイの神話では、「女神ペレの涙」として描かれています。

その他

 ペリドットの和名は「かんらん石」で、鉱物学的には「オリビン」(Olivine)と呼ばれます。地球に落ちた隕石の中にも見られる石で、これは地球の奥深くで結晶化するペリドットが、同じ状態・状況の宇宙の隕石の中にも含まれるためです。また、ペリドットの化学式は(Mg, Fe)2SiO4で、主成分はマグネシウムと鉄のシリケートです。