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9月30日の誕生石 ブルー・スター・サファイア

9月30日の誕生石 ブルー・スター・サファイア

 ブルー・スター・サファイアは、サファイアの一種で、光を当てたときに石の中心から放射状に6本の光線が現れる特性を持つ宝石です。この特性はアステリズムと呼ばれ、針のような結晶(通常は酸化ルチルなど)がサファイアの内部に含まれていることで生じます。アステリズムを最も美しく見せるため、ブルー・スター・サファイアは通常、山型のカボション・カットが施されます。

色や特徴

 ブルー・スター・サファイアは、一般的に深い青色を示します。その色調はコランダムの結晶に含まれる微量の鉄とチタンによって決まります。特に価値が高いとされるのは、インド・カシミール産の濃く透き通ったブルー、いわゆる「コーンフラワーブルー」です。その石の内部には、光を当てると6本の星形の光線を形成する、針状のインクルージョン(内包物)が含まれています。

石言葉

 ブルー・スター・サファイアの石言葉は、「知識へ導くパワー」です。この石言葉は、サファイアが持つ冷静さや深遠な知識を象徴しています。持つ者を真実へと導き、隠された知識やインスピレーションを引き出すと信じられています。

パワーストーンの効果

 ブルー・スター・サファイアは、精神的な清浄化や平和をもたらす力があると信じられています。恋人間の誤解を解消し、関係を深める効果も持つとされ、恋愛成就や夫婦円満に効果があるといわれています。「貞節な愛を表し、不貞を働くと光沢が失われる」といわれていることから、パートナーの浮気防止にも役立つと信じられています。また、ブルー・スター・サファイアが持つアステリズム(星形の光線)は、石のパワーを強め、より強力なエネルギーを持つ者に導くとされています。

歴史

 サファイアは古代から高く評価されてきました。その美しさと希少性から、王族や貴族に愛され、権力や知識の象徴とされてきました。特に中世ヨーロッパでは、「神の祝福を受けた石」とされ、神聖視されていました。ブルー・スター・サファイアは、その特異な特性から、神秘的な力を秘めた石とされてきました。

伝承

 サファイアは、保護と神聖さの象徴とされ、邪悪なものから保護し、霊的な洞察力を高めると信じられています。また、ブルー・スター・サファイアは、星形の光線から「天の導き」を象徴し、持つ者を正しい道に導くといわれています。

その他

 ブルー・スター・サファイアの化学式はAl2O3で、これはアルミニウム酸化物を意味します。ブルー・スター・サファイアは、日本では「青星玉」などと呼ばれます。この石はその硬度にも注目すべきで、モース硬度は9と、ダイヤモンド(10)に次ぐ硬さを持っています。