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9月の誕生石 サファイア

9月の誕生石 サファイア
ウィキペディアより

 サファイアは、その美しい青色が特徴的な宝石で、その名前はラテン語の「Sapphirus」(青を意味する)から派生しています。この石は、その色合いから空や海を象徴し、純粋さ、知恵、忠誠心を意味します。化学的には、サファイアは酸化アルミニウム(Al2O3)で、ルビーと同じコランダムと呼ばれる鉱物の一種です。一般的には青色が最もよく知られていますが、鉄やチタンなどの微量元素により、ピンク、イエロー、オレンジ、グリーン、パープル、ホワイトなど様々な色のサファイアが存在します。

石言葉

 サファイアの石言葉は「心の成長」、「内面の実」です。この石は知恵と啓発の象徴とされ、その持ち主に内面的な成長と洞察力を促すと言われています。また、「清らかな愛」、「誠実」、「尊厳」などの意味も持ち、高い倫理観と貞節を持つ人を象徴します。また、この石は結婚23周年の記念石でもあり、長い間愛を育み続ける夫婦の絆を表しています。

パワーストーンの効果

 サファイアはパワーストーンとしても知られ、その美しい色合いと輝きが人々の心と魂に働きかけると信じられています。自己の進みたい道を語ると、強力なサポートをしてくれると言われ、自己表現と内面の成長を助けてくれるとされています。また、忍耐力や集中力を高め、心の平和と調和をもたらすとも伝えられています。精神的な混乱を軽減し、真実を見る洞察力を高めるとも言われています。

歴史

 サファイアは古代からその美しさと神秘性から人々に親しまれ、特に中世ヨーロッパでは王族や聖職者が愛用していました。これは、サファイアが神聖さと純粋さを象徴し、邪悪な力を追い払うとされていたからです。また、ダイアナ妃が愛用していたエンゲージリングにもサファイアが使用されていました。

伝承

 多くの文化でサファイアは神聖視されてきました。中世のヨーロッパでは、天国の象徴とされ、信仰心を深め、神とのつながりを強化する力があると信じられていました。また、古代ペルシャ人は、サファイアが空の青さを引き起こすと信じていました。

その他

 サファイアの和名は「青玉」で、モース硬度は9と、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持っています。そのため、装飾品だけでなく産業用途にも使用されます。また、特にミャンマーのモゴック地方で産出されるサファイアは非常に評価が高く、その美しい色と透明感が高く評価されています。

ウィキペディアより

 サファイアは酸化アルミニウム(Al2O3)から成るコランダム鉱物で、色が赤以外のものを指します。サファイアの名前は、ラテン語の「sapphirus」やギリシャ語の「sappheiros」からきていて、これらはいずれも「青色」を意味します。サファイアはダイヤモンドに次ぐ硬度9を持ち、その色は通常、青や紺色ですが、黄色や茶色、薄紅色などもあります。

 工業的には人工サファイアが生成され、それはサファイアガラスとも呼ばれます。また、光を当てると星のように光るスターサファイアや、光源によって色が変わるカラーチェンジサファイアといった特殊な種類もあります。

 ヨーロッパでサファイアが知られるようになったのは古代ローマ時代で、インドから持ち込まれました。その後、キリスト教文化の中で司教叙任の際にサファイアの指輪をはめる習慣が生まれました。

 サファイアの産地はタイ、ミャンマー、カシミール地方、スリランカなどで、産地によって色の濃淡が異なり、その色が価値を決めます。

 また、サファイアの硬度と絶縁性から、科学・産業の分野でも使われています。腕時計の風防やiPhoneのカメラレンズの保護、半導体基板などに利用され、振動が少ない性質から重力波望遠鏡の鏡にも使われています。