カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

9月29日の誕生石 トパーズ

9月29日の誕生石 トパーズ

 トパーズは、鉱物学的にはフッ素を含んだアルミニウム珪酸塩(Al2SiO4(F,OH)2)から成る宝石で、モース硬度8と非常に硬いことで知られています。その比重は3.53で、色彩は無色から黄色、青、ピンクなど、多様な色が存在します。その美しさと硬さから、アクセサリーとして多く使用され、ペンダントやブレスレットなどに見られます。

色や特徴

 トパーズの色は、その成分と内部の微細な構造によって大きく異なります。透明度が高く、無色・黄~淡褐色・青・ピンクなど、多くの色相が存在します。とくにピンクトパーズ(インペリアトパーズ)やブルートパーズ(放射線処理によって発色させたトリーテッド・ブルー・トパーズ)は特に人気があります。その多彩な色合いに加え、高い光沢と硬さが特徴で、ダイヤモンドに次ぐ輝きを放つことでも知られています。

石言葉

 トパーズの石言葉は、「誠実」、「卓越した力」、「友情」、「友愛」、「希望」、「潔白」です。「誠実」や「卓越した力」は、トパーズが持つ者の心を清らかにし、自己を超えた力を引き出す助けをすることから来ています。また、「友情」、「友愛」、「希望」、「潔白」は、トパーズが持つ者に対する愛や希望を象徴し、持ち主の純粋さや正義感を表しています。

パワーストーンの効果

 トパーズは、持つ者の誠実な心に作用し、純粋な心で未来を切り開くサポートをするスピリチュアルストーンとして人気があります。創造性や感受性を高め、霊的能力を強化することから、幸福、友愛、希望を引き寄せ、持ち主が求めているものと出会わせてくれるとされています。また、トパーズは金運や富、成功を引き寄せる効果があり、身に着けることで幸福が訪れるとされています。

歴史

 トパーズは古代から高く評価され、その美しい色と輝きから様々な宝飾品や装飾品に用いられてきました。トパーズの名前はギリシャ語の「topazos」から来ており、これは「探し求める」を意味します。この名前は、古代にトパーズの産出された島が、探し求めるのに困難な深い霧に包まれていたことに由来しています。

伝承

 トパーズには、金銭や物理的な豊かさをもたらすという伝承があります。また、自信や博愛の気持ちを与え、持つ者の内面の豊かさを引き出す力もあるとされています。さらに、トパーズは宇宙の叡智を宿すとも言われ、瞑想の時にこの石を持つことで、その叡智を授かるという伝承もあります。

その他

 トパーズの日本名は黄玉といいますが、実際には黄色だけでなく、青やピンクなど多彩な色が存在します。この名前は、シトリン(黄水晶)と混同された歴史があるため、黄玉と名付けられました。また、トパーズは非常に硬く、褪色しにくいという特性を持っています。これにより、長い間美しい色合いを保つことが可能となっています。

ウィキペディアより

 トパーズは、石英より少し硬い鉱物で、いくつかの異なる色を持つことができます。その名前の起源は明確ではありませんが、ギリシャ語の"探し求める"またはサンスクリット語の"火"から来ているとされています。また、色や種類によって異なる種類のトパーズがあります。

 トパーズは大きく2つのタイプ、OH-typeとF-typeに分けられます。OH-typeは色が褪せにくい特徴があり、インペリアルトパーズやピンクトパーズがこれに当たります。一方、F-typeは多くのトパーズがこのタイプで、多くは無色かブルー、ブラウンです。しかし、市場に出回るブルートパーズの大部分は放射線を照射して色をつけたもので、天然のブルートパーズはほとんどありません。

 トパーズの化学式はAl2SiO4(OH, F)2で、主にブラジル、ロシア、タイなどで採掘されています。日本でも岐阜県や滋賀県で産出しますが、昔は水晶との区別がつかなかったとされています。初めて日本のトパーズが認識されたのは明治時代とされており、それ以降高価で売れることがわかり、採掘が進められるようになりました。