9月16日の誕生石 プレーナイト
この鉱物は脆く、不均等な割れ目を持つ特性があり、ガラス光沢から真珠光沢を放ちます。硬度は6~6.5、比重は2.80~2.90とされています。プレーナイトの色は一般的に薄緑色から黄色ですが、無色、青色、ピンク色、白色もあります。また、2000年には南アフリカのカラハリ・マンガン鉱床でオレンジ色のプレーナイトも発見されました。大半のプレーナイトは半透明で、ごく稀に透明なものも見つかります。
石言葉
プレーナイトの石言葉は「健康美」です。これは、身体的な健康だけでなく、心理的な健康、すなわちバランスの取れた精神状態を指すこともあります。プレーナイトが持つとされる力、すなわち頭脳を明晰にし、理性と感情のバランスをとり、物事の真実を見抜く力が、この石言葉に反映されています。
パワーストーンの効果
プレーナイトはパワーストーンとして、根気強さを表す宝石とされています。全ての事を諦めず、根気強く取り組む力を持ち主に与えるとされています。また、健康の美しさを象徴する宝石であり、身体の不調を癒す力もあると言われています。
歴史
プレーナイトは1788年に南アフリカ共和国の東ケープ州クラドックのカルー・ドレライトで初めて記録されました。オランダの鉱物学者ヘンドリク・フォン・プレーンによって発見され、彼の名前を取って「プレーナイト」と命名されました。フォン・プレーン大佐は南アフリカ喜望峰の発見者でもあります。
伝承
プレーナイトは、その淡いグリーン色と特殊な透明感から、葡萄の房が集まったような形をしたパワーストーンとも描写されます。この鉱物がもつとされるパワーは、頭脳を明晰にし、理性と感情のバランスをとり、物事の真実を見抜く力とされています。
その他
プレーナイトは、その多くがブドウ状の塊として産出する特性から、日本では「ブドウ石」とも呼ばれます。また、オーストラリアでの産出が特に少ないため、オーストラリア産のプレーナイトは高い希少性を持つとされています。
ウィキペディアより
プレーナイトは化学式でCa2Al(AlSi3O10)(OH)2と表され、これはカルシウムとアルミニウムのイノケイ酸塩を表しています。構造上、Fe3+がアルミニウムに置き換わるものは限られています。結晶系は斜方晶系で、多くの場合、鍾乳石状やブドウ状の集合体を形成します。しかし、たまにはっきりとした結晶を形成することもあり、カナダ・ケベック州のジェフリー鉱山で見つかった結晶はその一例となっています。
9月の誕生石
9月の誕生石一覧
- タンザナイト(9月1日)
- グレー・セミバロック・パール(9月2日)
- ダイヤモンド原石(9月3日)
- べっ甲(9月4日)
- ゴールデン・パール(9月5日)
- 勾玉(9月6日)
- ヘソナイト・ガーネット原石(9月7日)
- 真珠(9月8日)
- 菊花石(9月9日)
- トレモライト・インクルージョン内包エメラルド(9月10日)
- レインボー・フルオーライト(9月11日)
- ペリドット(9月12日)
- ゴールデン・ベリル(9月13日)
- ブラッドストーン(9月14日)
- パライバ・トルマリン(9月15日)
- プレーナイト(9月16日)
- ダイオプテーズ(9月17日)
- マンダリン・ガーネット(9月18日)
- ラピス・ラズリ(9月19日)
- ブルー・スピネル(9月20日)
- フェザー状インクルージョン内包エメラルド結晶(9月21日)
- オールカラー・ジルコン(9月22日)
- アメトリン(9月23日)
- デマントイド・ガーネット(9月24日)
- バイカラー・トルマリン(9月25日)
- ハートと矢を示すダイヤモンド(9月26日)
- フィンガープリント・インクルージョン内包サファイア(9月27日)
- アメシスト・クォーツ(9月28日)
- トパーズ(9月29日)
- ブルー・スター・サファイア(9月30日)