カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

9月17日の誕生石 ダイオプテーズ

9月17日の誕生石 ダイオプテーズ
ウィキペディアより

 ダイオプテーズは、鮮やかなエメラルドグリーンの結晶を持つパワーストーンで、その美しい色合いから初めて発見されたときにはエメラルドと間違えられました。一般的には緑色や青緑色を呈し、半透明から透明です。鉱物学的には、ダイオプテーズは銅を含むケイ酸塩鉱物で、化学式はCuSiO3・H2Oとなります。モース硬度は5とやや軟らかい部類に入り、このため宝飾品に用いられることは少ないです。カルサイトやドロマイト、リモナイト、クォーツ(水晶)などと共生することが多いです。

石言葉

 ダイオプテーズの石言葉は「再会」です。この石言葉は、人との再会や失った感情の再獲得、過去の経験や自分自身との再会など、多くの意味を含むことができます。ダイオプテーズは、過去を振り返り、新たな視点で自己を見つめ直し、新たなスタートを切る力を持つともされています。また、過去との再会を通じて学んだ教訓を未来に生かすことを助けるとも言われています。

パワーストーンの効果

 ダイオプテーズは、体内の毒素を排出する力があるとされています。特に心の老廃物を一緒に排出し、精神的、肉体的に共に健康になることを助ける効果があると言われています。これは、生命力を高め、精神を安定させる力を持つことから来ています。また、執着心を断ち切る力を持つともされ、これは過去から解放され、自由で新たな自分を追求することを助ける効果とも関連しています。

歴史

 ダイオプテーズは18世紀後半にロシア帝国のアルテュン=チュベ(現在のカザフスタン・カラガンダ州)の銅山で初めて発見されました。その初めての発見時にはその美しい緑色からエメラルドと間違われていました。しかしエメラルドと違ってへき開があり、硬度も低いことから別鉱物であると判明しました。この新たな鉱物は1797年にルネ=ジュスト・アユイにより、「結晶を通してへき開が見える」という意味を込めてダイオプテーズと命名されました。

語源

 ダイオプテーズの名前は、ギリシャ語の"dia"(通して)と"optima"(視覚)から来ています。これはダイオプテーズの特性、つまり小さな結晶や小片状の形状から結晶内部を通して見ることができることを表しています。

伝承

 パワーストーンとしてのダイオプテーズは、その力を用いて人々が自分自身と向き合い、過去からの解放や再開を達成する手段とされています。また、この鉱物は人間関係の再構築や、人と人との絆の再確認にも使用されるとされています。

その他

 ダイオプテーズは、和名では「翠銅鉱」とも呼ばれます。これは、鉱物の成分である銅(銅)とその美しい緑色(翠)を組み合わせた名前です。また、ダイオプテーズの産地としては、現在ではロシアや中央アフリカなどが知られています。