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9月8日の誕生石 真珠

9月8日の誕生石 真珠
ウィキペディアより

 真珠(パール)は、特定の二枚貝や一部の巻貝が体内に入った異物を外側に排出できなかった時、自己防衛のために真珠層という物質で異物を覆うことで形成されるものです。これらの貝が産み出す真珠は、アコヤガイ、シロチョウガイ、クロチョウガイ、アワビなど、海に生息するものと、淡水に生息するものがあります。真珠は一般的に白やクリーム色ですが、ピンク、黄色、ブラック、ブルー、グレーなど多彩な色合いを持つものもあります。主な成分は炭酸カルシウムで、その成分から薬としても使用されることがあります。モース硬度は3.5から4.5と比較的柔らかく、取り扱いには注意が必要です。

石言葉

 真珠の石言葉は、「女王の品格」です。この言葉は真珠が持つ優美さと高貴さを象徴しています。女王のように、真珠は誇り高く美しく輝き、その存在感と優雅さを持つ人々を引き立てます。それは真珠自体の育成過程からも理解することができます。不快な異物を美しい真珠へと変える過程は、困難を乗り越えて強く美しくなる女性の姿を象徴しています。また、その優雅さと美しさは、自己の内面を磨くことの重要性を思い起こさせます。

パワーストーンの効果

 真珠は「月のしずく」や「人魚の涙」とも呼ばれ、その育成過程からも「守護」の力が強いとされています。体や心がストレスで疲れている時、真珠の力はその者を守り、癒してくれるとされています。さらに、真珠は「美しさ」を表す石でもあり、身につけることで持ち主の美しさを引き立て、やさしい雰囲気を醸し出すと言われています。睡眠が浅い人が枕元に真珠を置くと、安心感と愛に包まれて深い眠りにつくことができるとも伝えられています。

歴史

 真珠は古来より美の象徴として人々に愛されてきました。古代ローマでは、真珠は富と権力の象徴とされ、女性の美と優雅さを表すアクセサリーとしても広く用いられました。真珠狩りが一大産業となり、その価値は金以上とされた時代もあります。また、20世紀初頭に日本人の三井寅吉が成功させた真珠の養殖法の発展により、真珠は一般の人々にも広く身に着けられるようになりました。

伝承

 真珠は、月のパワーを持つと言われ、心を安定させ、直感や感性を高める効果があるとされています。また、海の中で育つため、水のエネルギーを持ち、感情のバランスを整える効果もあると言われています。真珠が産み出される過程は、困難を美しさに変えていく力を象徴し、その力を借りて自身の困難を乗り越えようとする人々に対しても助けを与えるとされています。

その他

 真珠(パール)は英語で、和名では「真珠」と呼ばれます。化学的には、真珠は主に炭酸カルシウム(CaCO3)から成る生物学的鉱物で、層状になったアラゴナイト(炭酸カルシウムの一種)の微小な結晶が有機物質と混ざり合って形成されます。