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6月11日 雨漏りの点検の日

 6月11日は雨漏りの点検の日。本格的な梅雨のシーズンを前に建物の雨漏りを点検して、鬱陶しい雨漏りの被害に遭わないようにと、1997年に全国雨漏検査協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、暦の上の入梅にあたることが多い日ということから、6月11日とした。

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 家屋にとって雨漏りは大敵です。見過ごされがちな小さな雨漏りも、放置しておくと家の構造自体を蝕んでしまう恐れがあります。雨漏りの点検は、家を長持ちさせるためにも非常に重要なメンテナンス作業の一つです。特に梅雨の前や台風シーズンに入る前には、しっかりと点検を行い、必要な修理をすることが肝心です。

 雨漏りの点検では、屋根や外壁、窓の周辺を中心にチェックします。屋根では、瓦やシートのズレ、割れ、老朽化がないかを確認します。また、屋根と屋根のつなぎ目や、煙突や太陽光パネルなど屋根に設置されている設備の周囲も、雨漏りが発生しやすい場所です。外壁については、ひび割れや剥がれがないか、シーリング材の劣化が進んでいないかを見ます。窓の周辺では、サッシの隙間や、雨水が侵入しやすい場所に注意して点検を行います。

 雨漏りの原因は様々で、一見すると雨漏りとは関係なさそうな部分から水が侵入していることもあります。そのため、自分で点検が難しい場合や、雨漏りの原因が特定できない場合は、専門の業者に依頼するのが賢明です。専門業者は経験と知識を持っており、見落としがちな点検箇所もしっかりとチェックしてくれます。

 点検を行った後、雨漏りの原因が見つかったら、早急に修理を行います。小さな修理であれば自分で行うことも可能ですが、屋根の修理など高所での作業や、専門的な技術が必要な場合は、やはり専門業者に依頼するのが安全です。雨漏りを放置しておくと、家全体の耐久性に影響を及ぼすだけでなく、カビや害虫の発生原因にもなり得ます。

 家は家族が安心して暮らすための大切な場所です。雨漏りの点検を定期的に行い、家を健康な状態に保つことで、長く快適に過ごすことができるでしょう。