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8月6日 ハムの日

ハムの日

 8月6日はハムの日日本ハムソーセージ工業協同組合が制定した。

 日付は、ハム(86)」の語呂合わせから、8月6日とした。

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 ハムは、豚肉を主原料とした食品で、その起源は古代から続く食肉の保存方法にあります。特に豚のもも肉を塩漬けにして燻製にしたものが一般的で、「Ham」という言葉自体が英語で豚のもも肉を意味しています。ハムは全世界で様々な形で消費されており、加工方法や食文化によって多くのバリエーションが存在します。

 ハムの基本的な製造プロセスは、肉を塩漬けにし、その後乾燥させたり燻製にしたりすることで保存性を高め、独特の風味を出すことです。日本においては、豚もも肉だけでなく、ロース肉や肩肉を用いたハムも一般的です。また、日本では生ハムと称されるものは、加熱せずに塩漬けと乾燥、熟成のプロセスを経て作られることが多いです。

 ハムの歴史は非常に古く、中国では10世紀に既に高級な保存食として「金華火腿」が製造されていました。ヨーロッパでは中世から香辛料を使った保存技術が発展し、多様なハムが生まれました。日本にハムが伝来したのは幕末で、本格的に普及したのは20世紀に入ってからです。第一次世界大戦中にドイツ人捕虜によって広められたとされ、その後、食文化として根付きました。