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9月8日 新聞折込求人広告の日

 9月8日は新聞折込求人広告の日。新聞折込求人広告の振興と発展を目的に、新聞折込求人紙「クリエイト求人特集」などを手がける株式会社クリエイトが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1969年(昭和44年)9月8日に日本で初めて1つの紙面に複数の企業の広告を載せた連合形式の新聞折込求人広告を同社が発案し、企画発行したことから、9月8日とした。

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 新聞折込求人広告とは、地域密着型の広告戦略の一環として多くの企業に利用されています。これは新聞の折り込みとして配布される広告で、特に地元の求職者に対して直接アピールすることができるため、地域に根ざした小規模から中規模のビジネスにとって非常に効果的です。主に、飲食店、小売店、工場、介護サービスなどが人手を求めている際に用いられます。

 新聞折込求人広告の大きな利点は、その配布範囲と到達度です。新聞は多くの家庭に配達されるため、広告は自然と多数の人々の目に触れることになります。また、特定の地域や年齢層に配布を絞ることも可能で、ターゲットとする労働力に合わせたカスタマイズが行える点も魅力的です。地域社会に根ざしたコミュニケーションを大切にする日本では、こうした直接的なアプローチが高い反響を呼ぶことがあります。

 しかし、デジタル化の進展により、新聞を読む人の数は減少傾向にあり、この影響は求人広告にも及んでいます。多くの企業では、オンライン求人、特に求人専門サイトやソーシャルメディアを活用したリクルーティングに力を入れ始めており、新聞折込み広告の影響力は相対的に低下していると言えるでしょう。それでも、特定の業種や高齢者を対象とした求人では、今なお有効な手段とされています。

 このように、新聞折込求人広告はその独特な配布形式と地域密着型のアプローチにより、依然として多くのビジネスオーナーから信頼されています。デジタルとアナログのバランスを考えながら、これからも多様な人材獲得の手法が模索されていくことでしょう。

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