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3月15日 冠婚葬祭互助会の日

 3月15日は冠婚葬祭互助会の日。2023年で全日本冠婚葬祭互助協会が設立50周年を迎えるのを記念するとともに、より多くの人に冠婚葬祭互助会のことを理解してもらおうと、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、冠婚葬祭互助会が対象事業となった割賦販売法の施行日(1973年3月15日)から、3月15日とした。

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 冠婚葬祭は、生まれてから死に至るまでの間、そして死後に行われる家族や親族間の行事全般を指す言葉です。人生の大きな転機を祝福し、または故人を偲ぶ慣習として、日本を含む多くの文化において重要な役割を担っています。

 「冠」は成人式を象徴し、かつては社会的な成人の証として、若者が冠を頂く儀式を指していました。現代では形式的な意味合いが強くなっていますが、成人に達したことを祝う行事として依然として重要です。「婚」は結婚式を意味し、新たな家族の結成をお祝いするためのものです。この行事は大規模な祝宴や贈り物の交換を伴うことが多く、経済的にも大きな影響を及ぼします。

 「葬」は葬儀を指し、故人の生涯を偲び、最終的な別れを告げる儀式です。突然の出来事にも対応できるように、葬儀業者は一連のサービスを提供しており、これには様々な慣習や宗教的な要素が含まれています。「祭」は先祖を祀る行事を意味し、家族や親族が集まることで、絆を深め、共同体の繁栄を願う場となっています。法事やお盆はこうした祭りの一例です。

 これらの行事は、人間の社会的な生活において非常に重要な役割を果たし、個人の成長と変化を祝福し、故人の記憶を維持し、家族や共同体の絆を強化する手段となっています。時代の変化とともに形骸化する側面もありますが、冠婚葬祭は今日でも多くの人にとって大切な文化的伝統であり続けています。