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6月10日 蔵出し!Tシャツデー

 6月10日は蔵出し!Tシャツデー。気に入って購入したのに、旅の記念に買ったのに、なぜかそれを着て外出するのはためらわれ、タンスの奥で眠っているお蔵入りのTシャツ。そんなTシャツを勇気を出して着る(蔵出しする)ことで、忘れかけた時とTシャツを手に入れた思い出を蘇らせ「こんなTシャツを持っているんだ!」と、明るく自慢し合う日とするのが目的。学習塾の運営などを手がける株式会社WITSが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、蒸し暑い梅雨入りの時期であり、この頃からTシャツが一番輝く夏が始まるとの思いから6月10日とした。

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 家の隅、ひっそりと静まり返ったタンスの奥深く。そこには、日の目を見ることなく眠りについているTシャツがあります。長い間忘れ去られていたそのTシャツを手に取り、蔵出しすることで、かつての時を思い出す旅に出ることにしましょう。そのTシャツを初めて手に入れた日、その時の喜びやドキドキした気持ち、着た瞬間に感じた充実感や幸せな瞬間が、心の中で再び輝き始めます。

 Tシャツを蔵出しすることは、ただ過去を振り返ることではありません。それは、忘れかけていた自分自身の一部を取り戻す行為です。そのTシャツがあなたにとって何を意味していたのか、どんな想いが込められていたのかを思い出し、再び胸に刻むことができます。あの頃の自分に戻って、今の自分に何を伝えたいのか、何を感じ取ることができるのかを探る時間は、かけがえのないものになるでしょう。

 そして、そのTシャツを着ることで、過去と現在がつながり、新たな物語が生まれます。あなたがそのTシャツを着て過ごす今日この日が、また一つの大切な思い出となり、将来、再びそのTシャツを手に取った時、今日のことも懐かしく思い出されるでしょう。タンスの奥で眠っていたTシャツは、ただの衣類ではなく、時間を超えたメッセージを運んでくれる宝物なのです。

 蔵出ししたTシャツを身に纏うことで、忘れかけた時とTシャツを手に入れた思い出が蘇り、心は再び温かな光で満たされます。それは、自分自身の歴史を辿り、未来に向かって進むための力を与えてくれる瞬間です。Tシャツ一枚から始まる小さな旅は、あなたの人生にとって意味深い一ページを加えてくれるはずです。

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