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5月3日 スケートパトロールの日

スケートパトロールの日

 5月3日はスケートパトロールの日。スケートボーダー(スケーター)のマナーの向上、ルールの尊重、地域貢献などを目的とした活動「スケートパトロール」を行っていることから、一般廃棄物や産業廃棄物の回収、食品リサイクルなどの事業を展開する岐阜県のスケートボードなどの愛好家グループ「RED SKATE」が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ルールを守ることから憲法記念日であることと、清掃活動などを行うことからゴミ(53)」の語呂合わせで、5月3日とした。

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 スケートボードをする際のマナーの問題は、公共の場所での活動が増えるにつれて、特に顕著になってきています。スケートボーダーの中には、公共の施設や歩道橋、広場などを絶好の練習場所と捉え、技を磨くために利用する人も少なくありません。これらの場所は、滑らかな路面が技の練習に適していると感じるため、好んで選ばれることが多いのです。

 しかし、このような行為は、他の利用者にとっては大きな迷惑となり得ます。スケートボードから発せられる大きな音や、不意に飛び出してくるスケートボーダーの存在は、通行人を驚かせ、時には危険な状況を引き起こすこともあります。特に、小さな子どもや高齢者、身体の不自由な方などがいる場合、彼らにとっては大きな不安要素となります。

 一部の地域では、このような問題に対処するためにスケートボードの使用を制限する条例が施行されていますが、罰則の適用が難しい場合もあり、実効性に欠けるという声も聞かれます。条例による規制だけでなく、スケートボーダー自身がマナーを守り、他の人々と共有する公共空間に配慮することが求められます。

 さらに、スケートボードに関連したトラブルや事故が発生することもあり、これらはスケートボードコミュニティ全体のイメージを損なう原因ともなっています。例えば、技の練習中に怪我をすることや、他人との衝突によるトラブルが発生することもあるため、安全な環境での練習や、周囲への配慮が不可欠です。

 最終的には、スケートボーダー一人ひとりが社会との共生を意識し、公共の場での活動を行う際には、ルールやマナーを遵守することが、スケートボーディングをより良い文化として発展させる鍵となります。公共の場所でのスケートボード使用に関するルールを理解し、他の人々への配慮を忘れずに、このアクティビティを楽しむことが重要です。