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7月31日 土地家屋調査士の日

 7月31日は土地家屋調査士の日。国家資格者として「不動産に係る国民の権利の明確化」に寄与する土地家屋調査士の社会的使命と、その制度のPRを目的に、日本土地家屋調査士会連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1950年(昭和25年)7月31日に土地家屋調査士法が施行されたことから、7月31日とした。

土地家屋調査士とは

土地家屋調査士の日
引用元:ウィキペディアより

 土地や建物の調査、測量を行い、図面の作成や不動産登記の申請手続きなどを行う人たちのこと。国家資格が必要。

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 土地家屋調査士は、不動産の物理的な状況を正確に登記記録に反映させるために、土地や家屋に関する調査や測量を行う専門家です。この国家資格を持つ専門家は、不動産取引の安全を確保し、国民の財産を明確にするという公共性の高い役割を担っています。

 土地家屋調査士の業務は、主に3つの柱からなります。第一に、不動産の表示に関する登記に必要な土地または家屋に関する調査及び測量を行い、不動産の物理的状態を正確に登記記録に反映させること。第二に、そのような登記の申請手続きを代理すること。そして第三に、登記に関する審査請求の手続きを代理することです。

 この制度の歴史は、昭和24年のシャウプ勧告に端を発し、昭和25年7月31日に「土地家屋調査士法」が制定されたことにより始まります。その後、国民生活に不可欠な制度として確立し、2020年には制度制定70周年を迎えました。土地家屋調査士は、土地境界に関する紛争をなくすこと、所有者不明土地問題や空き家問題の解決に向けた取り組みを行っており、その社会的な役割は今日もなお拡大しています。

 土地家屋調査士の日(7月31日)は、この制度の重要性を認識し、その役割を社会に広く知らせる機会とされています。土地や建物に関する専門的な知識と技術を持つ土地家屋調査士は、不動産取引の信頼性を高め、国民の財産権を守るために欠かせない存在であると言えるでしょう。

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