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2月22日 行政書士記念日

行政書士記念日

 2月22日は行政書士記念日。行政書士の自覚と誇りを促すとともに組織の結束と制度の普及を図ることを目的に、日本行政書士会連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1951年2月22日に「行政書士法」が公布されたことから、2月22日とした。

行政書士とは

 行政書士とは行政書士法に基づく国家資格者で、官公署に提出する申請書類の作成や、遺言書などの作成またはその手伝い、またその他にも新車を購入した場合の登録手続きなどを仕事としている。扱う書類は3000種類にも及ぶ。

 行政書士の付けているバッジは、コスモスの花弁の中に「行」という文字を配したもので、調和と真心を表している。

 かつては代書人と呼ばれていた。

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 行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格者であり、多岐にわたる行政手続きや法的サポートを専門とする法律のプロフェッショナルです。彼らの主な業務は、官公署への許認可申請の代行や、遺言書、契約書の作成、行政不服申立ての手続き代理など、国民の生活と深く関わる多様な分野に及びます。

 近年の社会の複雑化と高度化に伴い、行政との関わりが増え、それに伴う手続きや書類提出の機会も増加しています。このような中で、行政書士は、国民が行政と円滑に関わるためのサポートを行っています。特に、高度な知識を要する書類の作成や、複雑な手続きを要する許認可申請などでは、行政書士の専門的な知識と経験が求められます。

 行政書士の歴史は古く、1872年の太政官達「司法職務定制」に始まる代書人制度がその起源とされています。この代書人制度は、市町村役場や警察署等に提出する書類の作成を業とするもので、当時から行政手続きに関する専門家の役割が認識されていたことがうかがえます。

 その後、社会の変遷とともに、行政書士制度の必要性が高まり、1951年に「行政書士法」が制定されました。この法律は、国民の利便性を重視し、行政手続きの円滑化を図るという公共的な目的を持っており、行政書士の公共的な役割とその重要性が法制度として確立されました。

 現代において、行政書士はその業務範囲を拡大し続けています。従来の代書的な業務から、複雑な許認可手続きに関するコンサルティングや、高度情報通信社会における行政手続の専門家としての役割を果たしています。このような背景から、行政書士は国民からの期待が大きく、その役割は日々重要性を増しています。

 また、行政書士は高い倫理観をもって職務にあたることが求められています。行政書士の徽章、秋桜の花弁の中の「行」の文字は、調和と真心を象徴しており、行政書士が持つべき誠実さや公正さを示唆しています。きっと、行政書士は今後もその専門知識と経験、そして高い倫理観をもって、国民と行政の間の橋渡しとして、さまざまな場面でのサポートを続けていくでしょう。

記念日とかいろいろ