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~今日は何の日?~

11月23日 産業カウンセラーの日

 11月23日は産業カウンセラーの日。産業カウンセラーの認知度向上と同協会の創立55周年を記念して、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が制定した。

 日付は、この日が一年で最も「働く」ということと結びつきが強い「勤労感謝の日」であり、日本産業カウンセラー協会の設立日(1960年11月23日)であることから、11月23日とした。

産業カウンセラーとは

産業カウンセラーの日
引用元:JAICA 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 四国支部

 一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格のこと。「メンタルヘルス対策への援助」「人間関係開発への援助」「キャリア開発への援助」を行っている。

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 産業カウンセラーは、企業や組織で働く人々の心理的サポートを専門とするカウンセラーです。彼らは主に民間企業で活動し、従業員のメンタルヘルスの維持と向上、キャリアの発展、職場環境の改善を目指して、個人や集団に対してカウンセリングやサポートを提供します。

 産業カウンセラーは、心理学的手法を用いて、労働者が抱える様々な問題を解決できるよう援助します。これには、ストレスの管理、人間関係の改善、キャリアアドバイスなどが含まれます。また、彼らは従業員が自身のポテンシャルを最大限に発揮できるように支援することも重要な役割の一つです。

 産業カウンセラーの資格は、一般社団法人日本産業カウンセラー協会によって認定されており、かつては労働省による技能審査の公的資格でしたが、2001年以降は民間資格となっています。彼らの活動領域は主に「メンタルヘルス対策」「職場環境づくり」「キャリア開発」の3つに大別されます。

 産業カウンセラーに必要なスキルは多岐にわたりますが、特に重要なのは傾聴力です。これにより、相談者の話を深く理解し、その問題の根底にある要因を探り出すことが可能になります。また、産業カウンセラーは心理学の知識に加えて、労働関連法規や職場の健康管理に関する知識も必要とされます。

 近年、企業内でのメンタルヘルス問題が社会問題としても注目されている中、産業カウンセラーの役割はますます重要になっています。彼らは従業員の健康を守り、職場の生産性を高めるために不可欠な存在と言えるでしょう。

記念日とかいろいろ