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8月2日 空き家ゼロにの日

 8月2日は空き家ゼロにの日。空き家の買取、リノベーションをすることで、地域の不動産の価値を高め、循環を促していく事を目的に、静岡県静岡市に本社を置き、「あなたの空き家を資産にかえる『空き家買取専科』」を手がける株式会社Sweets Investment(スイーツインベストメント)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、空き家をなくしたいとの思いから空き家(08)ゼロに(02)」という語呂合わせで、8月2日とした。

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 「空き家ゼロ」という目標は、日本各地で増加する空き家問題に対処し、より活力ある地域社会を再構築するための野心的な計画です。空き家は多くの地域で社会的、経済的、環境的な負担となっており、これを解消することは、地域の安全保障、景観の向上、そして社会資源の有効利用に直結します。

 空き家の問題に対処するためには、まず、その原因を詳細に分析することが必要です。多くの場合、人口の減少、高齢化、都市への人口集中が空き家を増加させる主な要因となっています。これに対抗するには、地域の魅力を高めることが重要であり、住宅を再生利用するための具体的なインセンティブの提供が考えられます。

 空き家ゼロを目指す施策には、以下のような多角的なアプローチが含まれます。まず、修繕が必要な空き家に対して補助金や税制上の優遇措置を設け、これをリノベーションプロジェクトに組み込むことが挙げられます。さらに、空き家をアートスペースやコミュニティセンター、地域の事業所として再活用することで、その地域に新たな価値を創出し、人々を惹きつけることも有効です。

 また、地方自治体による空き家の情報バンクシステムの構築を行い、利用可能な空き家の情報を一元管理することで、需要と供給のマッチングを効率よく進めることができます。このようなシステムは、投資家や移住希望者にとって有益なリソースとなり得ます。

 空き家ゼロを達成するためには、政府、地方自治体、地域住民、そして民間企業が一体となって取り組むことが不可欠です。協働により、各々が持つリソースやアイデアを共有し、実行可能な計画を策定することが求められます。このプロセスは、地域に新たな活力をもたらし、より住みやすく、経済的にも自立した地域社会の構築に寄与するでしょう。

 空き家ゼロという目標は、単に空き家を減らすだけではなく、持続可能で魅力的な地域を作るための大きな一歩です。この挑戦を通じて、過疎化や高齢化が進む地域も新たな可能性に目を向け、再生への道を歩み始めることができるでしょう。

空き家ゼロに

 藤枝市が空き家の利活用や流通を更に促進するため、意欲ある民間業者を空き家対策のパートナー「藤枝市空き家ゼロにサポーター」制度の導入をする運びとなった。民間業者16社が登録申請し、弊社は藤枝市空き家ゼロにサポーター第一号として、今後、藤枝市の空き家対策に尽力する。

 全国の空き家820万戸(H25土地統計局調査)のうち約400万戸が一戸建てと言われている。膨大な資源を費やしてつくった住宅を空かせておくのは非常に勿体無い。国も2016年(平成28年)10年計画で空き家を100万戸減らす計画案を発表している。