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11月3日 ほるもんの日

 11月3日はほるもんの日。ホルモンや内分泌疾患に関する正しい知識を一般に広め、早期診断・治療に繋げてもらおうと、内分泌代謝学に関する研究の進歩普及を図る一般社団法人日本内分泌学会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、代表的なホルモンであるアドレナリンを発見した高峰譲吉博士の誕生日(嘉永7年11月3日)から、11月3日とした。

 また、内分泌学会の公式キャラクター「ほるもん」にちなみ、記念日名を「ほるもんの日」とした。

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 ホルモンは体内のさまざまな生理的プロセスを調節するために、内分泌腺から分泌される化学物質です。これらは非常に微量であっても大きな影響を及ぼすことができ、体のバランスを維持するために不可欠な役割を果たします。

 ホルモンの主な機能は、体内の恒常性を維持することです。これはホメオスタシスと呼ばれ、体が外部環境の変化に効果的に対応できるように内部環境を調整するプロセスです。例えば、体温の調節、血圧の維持、血糖値の調整などがこれに該当します。

 ホルモンは、甲状腺、脳下垂体、副腎、すい臓、生殖腺など、体のさまざまな内分泌腺から分泌されます。これらの腺は、体の異なる部分に特定のホルモンを送出し、受容体を持つ標的細胞に作用します。標的細胞は、ホルモンの特定のシグナルを受け取ることができる細胞で、このシグナルによって特定の生理的反応が引き起こされます。

 また、ホルモンはその生産、分泌、および活動が厳密に調節されています。必要な時にのみ分泌され、必要な量だけが分泌されるように制御されています。これにより、過剰または不足が生じると、さまざまな健康問題や病状を引き起こす可能性があります。例えば、インスリンの不足は糖尿病を引き起こし、甲状腺ホルモンの過剰な分泌は甲状腺機能亢進症を引き起こすことがあります。

 ホルモンはまた、成長と発達、代謝プロセス、性機能と生殖、さらには心理的な健康や行動にも影響を及ぼします。そのため、健康を維持するためにはホルモンバランスの維持が極めて重要です。

ほるもんとは

ほるもんの日
引用元:日本内分泌学会

 受容体をモチーフにしたキャラクターです。
 アンテナをピンとたてて、いろいろな情報を受け取りながら、このアンテナがプロペラにもなり、人間の体内を自由に飛び回ります。
 小さい等身のキャラクターが人間にさまざまな影響を与えるという部分は、ホルモンの働きと通じます

記念日とかいろいろ

健康の記念日