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12月の誕生石 ラピス・ラズリ

12月の誕生石 ラピス・ラズリ
ウィキペディアより

 ラピス・ラズリは非常に美しい深い青色の半透明の宝石で、ギリシャ語で「青い石」を意味します。金色のパイライト(黄鉄鉱)のインクルージョンが散らばり、星空のような美しい模様を作り出します。ラピスラズリの主な成分は青金石(ラズライト)であり、その他にソーダライト、パイライト、カルサイトなどの鉱物が混ざっています。

石言葉

 ラピス・ラズリの石言葉は「シンクタンク」です。これはこの石が持つ、知識や知恵、洞察力を象徴する力から来ています。また、古来からラピス・ラズリは真実と誠実さを象徴し、その中でも特に高い精神性を持つとされています。この石を身につけることで、その持ち主は自己理解と自己啓発を深め、より洞察力のある人間になると言われています。

パワーストーンの効果

 ラピス・ラズリは、知性を洗練させ、直感力を高め、持ち主の潜在能力を引き出すと言われています。これらのパワーストーンの効果は、その持ち主が自分自身の真実を探求し、自己理解を深めるのに有用です。また、ラピス・ラズリは持ち主に平穏と安定をもたらし、ストレスや不安を和らげるとも言われています。

歴史

 ラピス・ラズリは古代エジプトから珍重され、ファラオの宝飾品や墓の装飾に使われました。また、ラピス・ラズリは古代エジプト人が死後の生活を象徴する石として使用し、その美しさと神聖さから「神々の石」とも呼ばれました。また、この石は中世ヨーロッパでも非常に高く評価され、特に聖母マリアの衣服を象徴する「マドンナ・ブルー」として描かれることがありました。

伝承

 ラピス・ラズリは古代から知識と洞察の象徴とされ、学問や精神的な探求の守護石とされてきました。また、この石は誠実さと真実を象徴し、持ち主に誤解や偽りから解放する力があると信じられています。ラピス・ラズリはまた、霊的な力を持つとされ、その持ち主を守るとともに、持ち主が自己の真実を見つける手助けをするとも言われています。

その他

 ラピス・ラズリは、日本では「瑠璃(るり)」とも呼ばれ、その美しい青色が「瑠璃色」の語源となりました。また、その化学式は(Na,Ca)8Al6Si6O24(S,SO)4で、主にナトリウム、カルシウム、アルミニウム、シリコン、酸素、硫黄などから成ります。また、ラピス・ラズリは美術の分野でも重要な役割を果たしており、細かく砕いたラピス・ラズリはウルトラマリンという高価な絵の具として使われ、その深い青色が中世ヨーロッパの絵画を飾ってきました。

ウィキペディアより

 ラピスラズリは半貴石で、方ソーダ石グループの青金石を主成分に持つ鉱物です。日本では「瑠璃」とも呼ばれ、深い青色から藍色の色合いを持ち、黄鉄鉱の粒が含まれていることで夜空のような輝きを放ちます。その名前はラテン語で「lazhwardの石 (lapis)」を意味し、元はペルシア語で青い石を意味する言葉から来ています。

 人類が利用した最古の鉱物とされ、古代エジプトやバビロニアでは宝石や顔料ウルトラマリンの原料として珍重されていました。また、宗教的な文脈でも言及されており、聖書に登場するサファイアが実はラピスラズリを指している可能性が指摘されています。また、日本の仏教では七宝のひとつとされ、正倉院に収められた紺玉帯という名の宝物にも使われています。

 ラピスラズリの主成分である青金石(ラズライト)の化学式は(Na,Ca)8[Al6Si6O24]S2となります。これは鉱物の組成を表す式で、Na、Ca、Al、Si、O、Sはそれぞれナトリウム、カルシウム、アルミニウム、ケイ素、酸素、硫黄の元素記号を表します。

 新石器時代からアフガニスタンで採掘が行われ、エジプトなどの古代社会では非常に高く評価されていました。その価値は時には黄金に匹敵するほどで、ファラオや神官などの特定の階級だけが所有できるほどでした。アフガニスタンのラピスラズリの鉱山に初めて訪れたのは、マルコ・ポーロ一行で、それから約600年後の19世紀に再び訪れたのはイギリスの地理学者だったと記録に残されています。

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