12月31日の誕生石 マーカサイト
マーカサイト、別名白鉄鋼は、鉄と硫黄からなる硫化鉱物の一種で、金属的な輝きを持つ石です。色は銀白色から黄鉛色で、不透明であり、特有の金属光沢を示します。この鉱物は、その輝きからダイヤモンドの代用品として、またはアンティークジュエリーの一部として使用されることがあります。一方で、そのモース硬度は6と比較的低く、特に小さくカットされて装飾品やアクセサリーとして用いられます。
石言葉
マーカサイトの石言葉は「思い出」と「憧憬」です。これは、マーカサイトがかつて豊かな歴史の一部であり、その美しさが長い間人々を魅了してきたことを表しています。また、その金属的な輝きと豊かな歴史は、私たちが過去を振り返り、自身の経験から学び、さらなる成長と進歩への憧れを抱くことを象徴しています。
パワーストーンの効果
マーカサイトは、冷静さ、明察力、叡智、そして沈着さを表す石とされています。これらは、マーカサイトが持つ金属的な輝きが、その所有者に対して冷静さと客観的な視点を与え、知性を身につけ、正しい判断を下すことができるよう助けるという信念に基づいています。さらに、マーカサイトは、輝く未来への勇気を与え、その所有者に肺の不調を緩和する力も持つとされています。
歴史
マーカサイトは、古代エジプト人が墓の装飾や装身具として使用していたことで知られています。また、古代ギリシャやローマでも装飾品として使われていました。中世ヨーロッパでは、この鉱物は火打ち石として広く使われていました。これはマーカサイトが鋼と摩擦すると火花を発生する性質からきています。これらの事実は、マーカサイトが人類の歴史と深く結びついていることを示しています。
伝承
マーカサイトは、古代の時代から人々によって神聖視され、様々な文化でその精神的な特性が賛美されてきました。特に、古代エジプトでは、マーカサイトは太陽神ラーの象徴とされ、太陽の力を内包した魔除けと考えられていました。また、中世のアルケミストたちは、この鉱物を「賢者の石」へとつながる鍵と見なし、転換と変化のシンボルとして尊重していました。
その他
マーカサイトの名前は、アラビア語の「火を放つ石」を意味する言葉から来ています。これは、この鉱物が鉄と摩擦すると火花を発生する特性に由来しています。また、マーカサイトとパイライトは化学組成が似ていてしばしば混同されますが、それぞれ異なる結晶系を持つため別の鉱物とされています。なお、実際にマーカサイトとして売られている石の多くがパイライトであるという事実も注目に値します。
12月の誕生石
12月の誕生石一覧
- アイアン・オパール(12月1日)
- ブラック・コーラル(黒珊瑚)(12月2日)
- ホワイト・ジェダイト(12月3日)
- ソーダライト(12月4日)
- エンジェライト(12月5日)
- パイライト原石(12月6日)
- ヘキサゴナルを示すルビー原石(12月7日)
- トルマリンレイテッド・クォーツ(12月8日)
- スモーキー・クォーツ(12月9日)
- パーティー・カラード・フルオーライト(12月10日)
- エメラルド(球)(12月11日)
- ソフトピンク・ジルコン(12月12日)
- ネフライト(12月13日)
- ピンク・サファイア(12月14日)
- ルビー結晶(12月15日)
- アジュールマラカイト(12月16日)
- スペクトロライト(12月17日)
- サテン仕上げリング(12月18日)
- ホワイト・オパール(12月19日)
- シルバー・バロック・パール(12月20日)
- ブラック・ムーンストーン(12月21日)
- オールカラー・トルマリン(12月22日)
- オレンジ・ジェード(12月23日)
- トリカラー・トルマリン(12月24日)
- キャストライト(12月25日)
- ダイヤモンド原石(12月26日)
- クロス・パール(12月27日)
- ロードクロサイト(12月28日)
- トルコ石のスカラベ(12月29日)
- モルダバイト(12月30日)
- マーカサイト(12月31日)