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12月30日の誕生石　モルダバイト

　モルダバイトは、約1400万年前に地球に衝突した隕石により創られたとされる天然のガラス、テクタイトの一種です。その起源から、この石は「宇宙の石」とも呼ばれています。透明度が高く、淡い緑色から褐色を帯びた緑色を示し、光に透かすととても美しい緑色に輝きます。原石はごつごつとしており、傷などが見られます。

石言葉

　モルダバイトの石言葉は「自然のおきて」です。これは、この石が自然界の壮大な力、つまり隕石の衝突という自然現象によって生まれ、そして地球上に存在する素材から形成されたことに由来しています。これは、自然の法則やリズムを尊重し、それに従うことの大切さを表しています。この石を身につけることで、自然とのつながりを感じ、自然のリズムに合わせて生きるという意識を高めることができると言われています。

パワーストーンの効果

　モルダバイトは、その癒しの波動が、孤独感や悲しみを癒し、生命力と調和力を高め、ポジティブな気持ちにさせるとされています。また、新しい視点や発想を生み出す力を持つとも言われており、困難な問題解決や創造的なアイデアが必要な時に役立つとされています。さらに、ヨーロッパの国々では、愛情の証として恋人に贈られ、二人の絆を強める効果があると伝えられています。

歴史

　モルダバイトは、旧チェコスロバキアのモルダウ川流域で最初に発見されました。そのため、「モルダバイト」という名前がつけられました。その特殊な起源と独特の色合いから、古くから「神聖なる石」として扱われ、宗教や祭儀の道具として使用されてきました。アーサー王の伝説にある聖杯が、モルダバイトで作られていたとも言われています。

伝承

　モルダバイトは、その起源となった宇宙からの隕石衝突のエネルギーを内包していると考えられています。その強力なエネルギーは、人々が夢を現実にする力や、価値観にとらわれないインスピレーションをもたらすと言われています。この伝承は、モルダバイトがパワーストーンとして人気のある理由の一つです。

その他

　モルダバイトは、日本では特に和名を持っていません。この天然ガラスは、世界中で見つかるテクタイトの一種ですが、モルダバイト特有の深い緑色は他のテクタイトには見られません。そのため、モルダバイトは他のテクタイトと区別され、特別な価値を持つとされています。