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12月の誕生石 タンザナイト

12月の誕生石 タンザナイト
ウィキペディアより

 タンザナイトは、見る角度や光源によって色が変わる天然石です。主に青色や紫色が見られ、自然光の下では透明感にのある青~群青色になり、ライトや白熱灯の下では鮮やかな紫色に見えます。この多色性が鑑賞者を魅了します。

 タンザナイトの色は、バナジウムの影響でブルーからパープルの色合いを持ちます。この石は自然の形状を保ったままのものもあり、その自然の美しさが魅力的とされています。タンザナイトは非常に稀な宝石であり、主にタンザニア共和国の一部地域でしか産出されないため、その希少性からダイヤモンドよりも価値があるとされています。

石言葉

 タンザナイトの石言葉は「誇り高き人」です。その多色性と希少性から、自己を高め、自信を持つ力を象徴します。大きな転機や重要な判断を必要とする時に、冷静な判断力を引き出す力があるとされ、保持者に自信と誇りをもたらすと言われています。

パワーストーンの効果

 タンザナイトは、パワーストーンとしても広く認識されています。大きな転機で冷静な判断力をもたらすとされ、特に進学や就職などの重大な時期にその力が発揮されると言われています。また、自己を奮起させ、積極的な行動をとるように導く効果もあるとされ、保持者の精神を高次元へと導く手助けをすると言われています。

歴史

 タンザナイトは1967年に初めて発見されました。この宝石はタンザニア共和国で発見されたことから、その名前がつけられました。ティファニーが「タンザナイト」の名で市場に出し、成功を収めたことでその名が定着しました。

語源

 タンザナイトの名前は、その主要な産地であるタンザニア共和国から取られています。元々は「ブルー・ゾイサイト」と呼ばれていましたが、ティファニーが商業的に成功させた際に「タンザナイト」の名が定着しました。

その他

 タンザナイトは、和名では「黝簾石(ゆうれんせき)」とも呼ばれます。化学式はCa2AlAl2(Si2O7)(SiO4)O(OH)とされ、モース硬度は6-7となります。比重は3.35、結晶系は斜方晶系、屈折率は1.688~1.70とされています。

ウィキペディアより

 タンザナイトは美しい青紫色を持つ宝石で、特にタンザニアで採掘される特定のゾイサイトを指します。タンザナイトの色は、見る角度や光源により青色や紫色が強く見えるという特性、これを多色性と言います。自然光の下では群青色、夜のライトや白熱灯の下では紫色、蛍光灯の下では青色に輝く変化を見せます。また、タンザナイトはモース硬度が6-7と比較的低く、衝撃に弱い性質があるため、取り扱いには注意が必要です。

タンザナイトの産地と歴史

 タンザナイトは1967年にタンザニアのアルーシャ地区メレラニ鉱山で発見されました。アメリカの宝石商ティファニーがこの新種の宝石を世界に知らしめ、1980年代には特にアメリカで大人気になりました。その後、タンザナイトと似た石や精巧な合成品が多く市場に出回るようになり、鑑定や取引には注意が必要になってきました。

 タンザナイトは、化学式がCa2AlAl2(Si2O7)(SiO4)O(OH)の斜方晶系の鉱物で、比重は3.35、屈折率は1.688~1.70です。原石はインクルージョンが多く、青色の透明色を出すためには原石を加熱加工する必要があります。

 2020年には、タンザニアの小規模鉱山の労働者が大きなタンザナイトの原石(9.2 kgと5.8 kg)を採掘し、それまでの最大の原石(3.3 kg)の記録を更新しました。これらの原石はタンザニアの鉱山省に240万ポンドで売却されました。

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