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11月8日 徳島県れんこんの日

徳島県れんこんの日
引用元:全国農業協同組合連合会 徳島県本部

 11月8日は徳島県れんこんの日。徳島県のブランド農産物として知られる蓮根をPRするために、JA全農とくしまに事務局を置く徳島県蓮根消費拡大協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、出荷量が増え、品質もしっかりしている時期であることと、いい(11)(8)す」の語呂合わせから、11月8日とした。

レンコンの豆知識

 古くからインド・中国で食用とされており、日本でも「古事記」に「ハチス」として記述されている。花びらの落ちた後の実の部分がハチの巣に似ていることから「ハチス」と呼ばれ、後に「ハス」となったと言われている。

 灰汁抜きのため、切ったらすぐに酢水につける。また、少量の酢を加えて短時間で茹でると、白くなり、歯応えが良くなる。

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 徳島県で栽培されるレンコンは、日本国内でも特に品質が高く評価されています。その特徴は、肌の白さと独特の香りにあり、この地域特有の栽培方法がこれらの特性を引き出しています。徳島県のレンコン生産は、明治40年代から始まり、昭和30年代に普及しました。今では全国で2番目に大きな生産量を誇り、主に鳴門市や徳島市などで栽培されています。

 徳島のレンコン栽培は、露地栽培、トンネル栽培、ハウス栽培の組み合わせを用いることで、一年を通して出荷が可能です。生産者は一本一本を手堀りで丁寧に収穫し、その質の高さが消費者に支持されています。また、ツヤがあり、自然な淡黄色をしており、新鮮でみずみずしいレンコンが市場に出回るよう徹底されています。

 料理においては、レンコンはその食感と風味が生かされる多様なレシピで使われます。天ぷら、煮物、炒め物、サラダなど、様々な料理法があります。調理の際には、切り口が茶色に変色していないものを選ぶことが重要です。また、切った後のアク抜きを怠らないようにし、調理の方法によっては酢水につけたり、水につけて火を通すことで最適な食感を引き出すことができます。

 徳島のレンコンはその美味しさだけでなく、栄養価も高いことから、健康志向の消費者にも適した食材です。ビタミンCや食物繊維が豊富で、日常の食事に取り入れることで健康維持に寄与するとされています。徳島のレンコンを使った料理は、その地域の自然の恵みと生産者の努力が生み出す、まさに芸術作品のような食材です。

記念日とかいろいろ