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6月8日 ロハスの日

 6月8日はロハスの日。ロハスという考え方や取り組みを広く知ってもらうために、全国でホテルチェーンを展開する株式会社スーパーホテルが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ロハ(68)ス」の語呂合わせから、6月8日とした。

ロハスとは

 "Lifestyles of health and sustainability"の略で、地球環境と人の健康を意識した行動様式のこと。

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 ロハス(LOHAS)は、健康と持続可能性を重視したライフスタイルを指す用語で、「Lifestyles Of Health And Sustainability」の頭文字を取ったものです。この概念は1990年代後半にアメリカのコロラド州ボルダーで生まれ、社会学者ポール・レイと心理学者シェリー・アンダーソンによって提唱されました。彼らは大規模な社会調査を通じて、従来の価値観に属さない新しい価値観を持つ層、「カルチュアル・クリエイティブ」を発見しました。この集団は、環境問題や健康、社会正義、個人の精神性の向上に強い関心を持っていることが特徴です。

 ロハスの概念は、自然環境の保護、健康的な食生活、持続可能な生活方法、個人の精神的成長など、多岐にわたる分野において、より良い生活様式を求める人々の価値観を反映しています。ロハスを実践する人々は、オーガニック食品の消費、再生可能エネルギーの利用、エコフレンドリーな製品の購入、ヨガや瞑想などの自己啓発活動に積極的に取り組みます。

 ロハスの背景には、地球環境への影響を最小限に抑えると同時に、個々人の健康や幸福を追求するという、21世紀の新しい消費者意識があります。このライフスタイルは、単にトレンドや一時的な流行にとどまらず、持続可能な社会の実現に向けた深い洞察と行動の表れとも言えるでしょう。ロハスは、地球全体の健康と人類の未来を見据えた、積極的かつ意識的な生活選択を促すコンセプトとして、今日ますます重要性を増しています。

 また、ロハスの理念はビジネスの世界にも大きな影響を与えており、企業は環境に配慮した製品開発、エシカルな生産プロセス、社会貢献活動などを通じて、ロハス志向の消費者にアピールしています。消費者と企業の双方が、健康と持続可能性を重んじる選択を行うことで、より良い社会の実現に貢献していくことがロハスの目指すところです。