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12月3日 わらべうた保育の日

 12月3日はわらべうた保育の日。日本伝統のこどもが遊びながら歌う「わらべうた」を保育の中で大切にし、「わらべうた」遊びを広めていく事を目的に、首都圏を中心に「わらべうた保育園」を各地で運営する長谷川キッズライフ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、代表的な「わらべうた」の中にある「せっせっせーのよいよいよい」のよいよいよい」を414141と見立て、4×3=12と1×3=3で、12月3日とした。

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 わらべうたは、日本の伝統的な子どもの遊び歌で、数百年にわたって親から子へと口伝で伝えられてきました。これらの歌は、単なる遊びや娯楽を超え、子どもたちの言語能力、リズム感、社会性を育てる重要な役割を果たしています。保育の現場でわらべうたを取り入れることは、子どもたちに多くの教育的価値を提供することができます。

 まず、わらべうたを通じて子どもたちは日本語のリズムやメロディを自然に学びます。これらの歌には特有の節回しや言葉遊びが含まれており、これに触れることで言語感覚を養うことができるのです。また、手遊びや踊りが伴うことが多く、これにより身体的協調性やリズム感も同時に育てることができます。

 さらに、わらべうたは社会性の発達にも寄与します。子どもたちが一緒に歌ったり動いたりする中で、他者と協力する楽しさやルールを守る大切さを学びます。これは、集団生活における基本的な社会性や協調性の基礎を築くことに役立ちます。

 また、わらべうたは文化的な背景を持つため、それを教えることは子どもたちに自らの文化や歴史に対する理解を深めさせることにもつながります。日本の四季や自然、伝統行事が歌に織り込まれているため、これらの要素を通じて季節感や自然への感謝、伝統的な生活様式についても学べるのです。

 このように、わらべうたを保育に取り入れることは、子どもたちの言語能力、身体能力、社会性を育て、さらには文化的な教養を身につけさせるための有効な手段です。これらの古典的な遊び歌には、時代を超えて子どもたちの成長を支える普遍的な価値があるため、今後も大切にされ続けるべき伝統であると言えるでしょう。

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