9月の誕生花 キキョウ
キキョウ(桔梗、学名:Platycodon grandiflorus)はキキョウ科の多年生草本植物で、日本全土をはじめ朝鮮半島、中国、東シベリアに分布します。特に日本では、山野の日当たりの良い場所を好み、夏から秋にかけて美しい青紫色の花を咲かせます。花の形は星型で、5つの花弁が広がります。その開花前のつぼみは風船のような形状をしており、「バルーンフラワー」という英名も持っています。
花言葉
キキョウの花言葉は「変わらぬ恋」です。これは、戦時中に恋人を想い続け、どんな避難先でも庭にキキョウを植え続けた一人の女性のエピソードから生まれたと言われています。
メッセージ
キキョウを贈るときのメッセージは「私の愛はいつまでも変わらない」です。花言葉にちなんだこのメッセージは、贈る相手への深い愛情と忠誠を示します。
名称
キキョウの名前の由来は、その形状や色から来ています。つぼみの形状が風船に似ていることから「気球花」を意味する「キキョウ」、またはその花が青紫色であることから「紫色の花」を意味する「キキョウ」(桔梗色)が名前の由来とされています。一方、学名のPlatycodon grandiflorusは、「平たい鐘」を意味するギリシャ語の"platys"(平たい)と"kodon"(鐘)、そして「大きな花」を意味するラテン語の"grandis"(大きな)と"florus"(花)から来ています。
その他
キキョウの根は漢方薬として利用され、その主成分であるサポニンには解熱・鎮痛・去痰の効果があるとされています。また、キキョウは秋の七草の一つでもあり、和歌や俳句では秋の季語として扱われます。さらに、キキョウは園芸品種も多く、その中には白色や桃色の花をつけるもの、草丈が低い鉢植え向きのもの、二重咲きになるものやつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがあります。
9月の誕生花
9月の誕生花一覧
- 桔梗(9月1日)
- 昼咲月見草(9月2日)
- コスモス(9月3日)
- セイタカアワダチソウ(9月4日)
- 鶏頭(9月5日)
- 猫のひげ(9月6日)
- ブルースター(9月7日)
- 鳳仙花(9月8日)
- 大菊(9月9日)
- 秋海棠(9月10日)
- ムクゲ(9月11日)
- クレマチス(9月12日)
- カンナ(9月13日)
- リコリス(9月14日)
- 鬼百合(9月15日)
- ペンタス(9月16日)
- 河原決明(9月17日)
- 竜胆(9月18日)
- サルビア・スプレンデス(9月19日)
- 彼岸花(9月20日)
- サンダーソニア(9月21日)
- 茜(9月22日)
- ピレスラム(9月23日)
- エリンジウム(9月24日)
- 紫紺野牡丹(9月25日)
- 蕎麦(9月26日)
- 風船カズラ(9月27日)
- シオン(9月28日)
- 藤袴(9月29日)
- シュウメイギク(9月30日)