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9月15日の誕生花 オニユリ

9月15日の誕生花 オニユリ
ウィキペディアより

 オニユリ、または鬼百合(学名:Lilium lancifolium)は、ユリ科ユリ属に属する球根植物です。草丈は1〜2mにも及び、葉は互生し、小さな披針形で先端はゆるく尖ります。茎には紫褐色の斑点が散らばり、花季は7月から8月にかけて、鮮やかなオレンジ色で濃褐色の斑点が散らばる花を咲かせます。花被の先端は強く反り返り、その姿はまるで火を噴く鬼のようです。オニユリは種子を作らない代わりに、葉腋からムカゴと呼ばれる暗紫色の珠芽を作り、これが新たな植物を生み出します。また、鱗茎(球根)は食用として利用され、特に日本料理ではユリ根として高級食材として扱われます。

花言葉

 オニユリの花言葉は「無尽の愛」です。これは、オニユリが毎年夏になると繁茂し、美しい花を咲かせる生命力や、葉腋から新たな生命を育むムカゴの生態から、絶えず生命を繋げていく姿が「無尽の愛」を象徴しているとされています。

メッセージ

 オニユリを贈るときのメッセージは、「私の愛は永遠です」を意味します。これは、オニユリの花言葉「無尽の愛」に基づいています。つまり、その生命力や再生能力を通じて、永遠の愛を象徴する植物と考えられています。

名称

 「オニユリ」の名は、その草丈の大きさと、鮮やかなオレンジ色の花弁に散らばる斑点が、炎をまとった鬼を想起させることから名付けられました。また、鬼のような強靭さを持つこの植物が、困難を乗り越えて力強く生き抜く象徴ともされています。

その他

 オニユリは日本

 オニユリは日本だけでなく、グアム東部、中国、朝鮮半島でも自生しており、広く分布しています。特に対馬に自生するオウゴンオニユリという変種もあり、これはオニユリよりも色が淡い黄色を示します。また、食用とされるオニユリの鱗茎は、そのままの状態で保存しておくと乾燥することで食用になり、土に埋めておくと芽を出し、新たなオニユリに成長します。これらの特徴から、オニユリは自然界において強靱な生命力を持つ植物とされています。

文化

 オニユリの鱗茎は食材としての価値が高く、日本料理では特に重宝されています。煮物やおひたし、スープなど、さまざまな料理で使用され、その独特の食感と風味は、食事を一層引き立てます。また、地方によっては、夏の終わりから秋にかけてのオニユリの収穫と共に、収穫祭が開かれることもあり、地域の風物詩となっています。