9月13日の誕生花 カンナ
カンナ(学名:Canna indica hybrid)はカンナ科カンナ属の半耐寒性多年草の球根植物で、(亜)熱帯アメリカ原産です。日本には江戸初期に渡来し、その耐性と美しさから全国に広まりました。特に大きな葉は横幅があり、長さと光沢が特徴的で、先端は長楕円形をしています。通常、葉色は緑ですが、黄色と緑のストライプが入った品種や、葉脈が白い品種など多数の園芸品種があります。さらに夏から秋にかけて色鮮やかな独特の花を咲かせ、その姿は人々を引き付けます。赤や黄色の縞斑、白のはけ込み斑、銅葉など、葉色が美しい品種も多く存在します。
花言葉
カンナの花言葉は「あなたを想って」です。この花言葉は、夏の炎天下でも元気に咲くカンナの花から、強く燃えるような恋心や、遠くにいても相手を想い続ける情熱を連想され、そういった感情を表現する言葉として採用されました。
メッセージ
カンナを贈る際のメッセージとしては、「あなたのことを深く想っています」や、「いつもあなたのことを心に抱いています」などが考えられます。これらのメッセージは、カンナの花言葉である「あなたを想って」を反映しており、贈り主の情熱や強い想いを表現することができます。
名称
カンナは学名で「Canna」と言いますが、日本では「美人蕉」という名でも呼ばれます。この名前は、その美しい花や豊かな葉から来ており、人々に親しまれています。
その他
カンナは地下に根茎をもつため、土壌の乾燥に強く、一方で根が水につかるようなところでもよく育ちます。特に実生系の品種は、鉢を水につける腰水灌水が可能で、真夏の水やりが楽にできます。1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種があり、特に花が大きく、花色も変化に富むハナカンナと呼ばれる品種が人気です。
文化
カンナはその豊かな色彩と特徴的な形状から、さまざまな文化や芸術作品に影響を与えてきました。特に夏から秋にかけて鮮やかに咲く大輪の花は、花火や夏祭りなどのシンボルともなり、絵画や写真、詩などの芸術作品にもよく描かれています。また、その耐性と美しさから、庭や公園の装飾、さらには道路沿いの景観改善などにも使われています。これらの事からも、カンナの美しさとその象徴する情熱の美は、多くの文化や芸術に深く影響を与えてきたことが伺えます。
9月の誕生花
9月の誕生花一覧
- 桔梗(9月1日)
- 昼咲月見草(9月2日)
- コスモス(9月3日)
- セイタカアワダチソウ(9月4日)
- 鶏頭(9月5日)
- 猫のひげ(9月6日)
- ブルースター(9月7日)
- 鳳仙花(9月8日)
- 大菊(9月9日)
- 秋海棠(9月10日)
- ムクゲ(9月11日)
- クレマチス(9月12日)
- カンナ(9月13日)
- リコリス(9月14日)
- 鬼百合(9月15日)
- ペンタス(9月16日)
- 河原決明(9月17日)
- 竜胆(9月18日)
- サルビア・スプレンデス(9月19日)
- 彼岸花(9月20日)
- サンダーソニア(9月21日)
- 茜(9月22日)
- ピレスラム(9月23日)
- エリンジウム(9月24日)
- 紫紺野牡丹(9月25日)
- 蕎麦(9月26日)
- 風船カズラ(9月27日)
- シオン(9月28日)
- 藤袴(9月29日)
- シュウメイギク(9月30日)