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9月13日の誕生花 カンナ

9月13日の誕生花 カンナ
ウィキペディアより

 カンナ(学名:Canna indica hybrid)はカンナ科カンナ属の半耐寒性多年草の球根植物で、(亜)熱帯アメリカ原産です。日本には江戸初期に渡来し、その耐性と美しさから全国に広まりました。特に大きな葉は横幅があり、長さと光沢が特徴的で、先端は長楕円形をしています。通常、葉色は緑ですが、黄色と緑のストライプが入った品種や、葉脈が白い品種など多数の園芸品種があります。さらに夏から秋にかけて色鮮やかな独特の花を咲かせ、その姿は人々を引き付けます。赤や黄色の縞斑、白のはけ込み斑、銅葉など、葉色が美しい品種も多く存在します。

花言葉

 カンナの花言葉は「あなたを想って」です。この花言葉は、夏の炎天下でも元気に咲くカンナの花から、強く燃えるような恋心や、遠くにいても相手を想い続ける情熱を連想され、そういった感情を表現する言葉として採用されました。

メッセージ

 カンナを贈る際のメッセージとしては、「あなたのことを深く想っています」や、「いつもあなたのことを心に抱いています」などが考えられます。これらのメッセージは、カンナの花言葉である「あなたを想って」を反映しており、贈り主の情熱や強い想いを表現することができます。

名称

 カンナは学名で「Canna」と言いますが、日本では「美人蕉」という名でも呼ばれます。この名前は、その美しい花や豊かな葉から来ており、人々に親しまれています。

その他

 カンナは地下に根茎をもつため、土壌の乾燥に強く、一方で根が水につかるようなところでもよく育ちます。特に実生系の品種は、鉢を水につける腰水灌水が可能で、真夏の水やりが楽にできます。1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種があり、特に花が大きく、花色も変化に富むハナカンナと呼ばれる品種が人気です。

文化

 カンナはその豊かな色彩と特徴的な形状から、さまざまな文化や芸術作品に影響を与えてきました。特に夏から秋にかけて鮮やかに咲く大輪の花は、花火や夏祭りなどのシンボルともなり、絵画や写真、詩などの芸術作品にもよく描かれています。また、その耐性と美しさから、庭や公園の装飾、さらには道路沿いの景観改善などにも使われています。これらの事からも、カンナの美しさとその象徴する情熱の美は、多くの文化や芸術に深く影響を与えてきたことが伺えます。