9月8日の誕生花 ホウセンカ
ホウセンカは、ツリフネソウ科の一年草で、その名前は花の形が鳳凰(ほうおう)の羽ばたく姿に似ていることに由来します。主に熱帯地方原産で、日本の夏場でもよく見かける植物です。
色や特徴
ホウセンカは一重の赤が基本ですが、園芸品種では八重咲きや椿咲き、さらには白やピンク、紫など色とりどりの花が楽しめます。特徴的なのはその果実で、熟すと触れると弾けて種子が飛び散るため、「私に触れないで」という花言葉がつけられています。
花言葉
ホウセンカの花言葉は「私に触れないで」で、これは果実が熟すと種が触れると飛び散る特性から来ています。また、「焦燥」や「待ち遠しい恋」などの意味も含まれます。
メッセージ
ホウセンカを贈る際のメッセージは、「私の心に触れてみて。でも、そっとやさしくね。」など、弾ける種の特性を象徴するようなメッセージが考えられます。
名称
ホウセンカは英名では "Touch-Me-Not"(私に触れないで)とも呼ばれます。また、「ツマクレナイ」「ツマベニ」など、女性が爪を染める用途から来る名前もあります。
文化
昔から女性はホウセンカの赤い花の汁で爪を染めていました。特に、初雪が降るまで色が残っていたら恋が実るという伝説があるなど、ホウセンカは恋愛の象徴としても親しまれてきました。また、沖縄では「てぃんさぐ」と呼ばれ、「てぃんさぐぬ花」は広く知られた民謡で、その歌詞にもこの花で爪を染める話が扱われています。
その他
育て方としては、日当たりと水はけのよい場所を好むホウセンカは丈夫な植物で、病虫害に注意しつつ栽培するとよいでしょう。特に発芽温度は比較的高いため、春の温かくなる時期に播種します。また、果実が弾けて種が飛び散る特性から、ホウセンカの種を飲むとのどに詰まった魚の骨が取れるという伝説があるようです。
9月の誕生花
9月の誕生花一覧
- 桔梗(9月1日)
- 昼咲月見草(9月2日)
- コスモス(9月3日)
- セイタカアワダチソウ(9月4日)
- 鶏頭(9月5日)
- 猫のひげ(9月6日)
- ブルースター(9月7日)
- 鳳仙花(9月8日)
- 大菊(9月9日)
- 秋海棠(9月10日)
- ムクゲ(9月11日)
- クレマチス(9月12日)
- カンナ(9月13日)
- リコリス(9月14日)
- 鬼百合(9月15日)
- ペンタス(9月16日)
- 河原決明(9月17日)
- 竜胆(9月18日)
- サルビア・スプレンデス(9月19日)
- 彼岸花(9月20日)
- サンダーソニア(9月21日)
- 茜(9月22日)
- ピレスラム(9月23日)
- エリンジウム(9月24日)
- 紫紺野牡丹(9月25日)
- 蕎麦(9月26日)
- 風船カズラ(9月27日)
- シオン(9月28日)
- 藤袴(9月29日)
- シュウメイギク(9月30日)