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~今日は何の日?~

1月5日 ホームセキュリティの日

 1月5日はホームセキュリティの日。家庭の「安全・安心」を見直すきっかけにしてほしいという願いを込めて、セコム株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

セコム

 セコム株式会社は国内初の警備保障会社として1962年に創業。そんなセコムが1981年1月5日に発売した「ホームセキュリティシステム」だが、発売当時はほとんど普及しなかった。しかし1990年代に入ると、「セコム、してますか?」のキャッチフレーズとともに広く認知されていき、2014年6月、契約数が100万件を突破した。この実績から、「ホームセキュリティ」という言葉が定着してきたとして発売日である毎年1月5日を「ホームセキュリティの日」に制定した。

 また、セコムはこの日以外にも、毎月18日を「防犯の日」、7月5日と6日を「セコムの日」と定めている。

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 ホームセキュリティとは、家庭内の安全を保護するための総合的なシステムを指します。この概念は1981年にセコムが家庭向けに販売を開始し、その後広く普及しました。現代のホームセキュリティは、私たちの生活をより安全で、より安心できるものに変えるための様々な技術とサービスを含んでいます。

 具体的には、住宅に設置された各種のセンサーが、異常な状況や潜在的な危険を24時間365日監視します。センサーは突如として発生する火災から、不審者による侵入までを察知し、その情報をコントロールセンターへと送信します。コントロールセンターはこれらの情報を元に、緊急の対応を行い、必要に応じて警察や消防へ通報します。

 また、このホームセキュリティの効果は二つあります。一つ目は、犯罪を抑止するという役割です。ホームセキュリティのステッカーやセンサーを見た不審者は、その家庭がセキュリティシステムに保護されていると認識し、犯罪を諦めることがあります。二つ目は、万が一の事態に備えて被害を最小化するという役割です。不審者による侵入が発生した場合でも、ホームセキュリティが素早く対応を行い、被害を最小限に留めることが可能となります。

 さらに、近年ではホームセキュリティが進化を続け、様々なニーズに対応する機能を追加しています。例えば、ガス漏れ監視や救急通報、そして安否確認の機能などです。これらは、住民の安全だけでなく、その健康や生活の安心感にも寄与します。

 このようなホームセキュリティは、一戸建て住宅からマンション、二世帯住宅など、様々な種類の住宅で設置が可能です。そのため、若い独身者から中高年の家族まで、広範な人々によって利用されています。ホームセキュリティは、私たちが日々の生活を安全に、そして安心して過ごすための強力なパートナーであり、今後もその重要性は増していくでしょう。