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12月3日 個人タクシーの日

個人タクシーの日

 12月3日は個人タクシーの日。1959年(昭和34年)12月3日に、173名の個人タクシー第一次免許者が誕生してから2009年で50周年を迎える事を記念して、一般社団法人全国個人タクシー協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

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 個人タクシーは、日本で特に認可を受けた個人事業主が1台のタクシー車両を使用して旅客輸送を行うビジネスモデルです。このシステムは「1人1車制個人タクシー事業」とも呼ばれ、運転者自身が車両のオーナーとして事業を行います。

 個人タクシーのドライバーは、乗客を目的地まで送り届けるという基本的なタクシーの役割を担いますが、その他にも車両の購入やメンテナンス、清掃といった車両維持の責任も負います。さらに、経理や税務処理、クレーム対応といったビジネス運営に関連する多岐にわたる業務も自ら行う必要があります。

 個人タクシー制度は1959年に正式に復活し、その後、日本のタクシー業界におけるサービスの質向上や労働環境の改善に寄与してきました。過去には「神風タクシー」と呼ばれる過酷な労働環境や無謀な運行が問題となっていましたが、個人タクシー制度の導入により、安全で質の高いサービス提供が求められるようになりました。

 個人タクシー事業の導入によって、優良な運転者が安定して収入を得られる機会が増え、業界全体のモラルとサービスの質が向上しました。また、個人タクシー事業者は、顧客からの直接的なフィードバックに応じてサービスを調整することが可能です。これにより、顧客満足度を高めることができるとともに、柔軟かつ迅速に市場のニーズに対応することが可能となっています。

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