1月19日の誕生石 ビクスバイト
ビクスバイトは、美しい赤色を持つ緑柱石の一種で、流通名はレッドベリルとされています。その色はマンガンの影響を受けて赤色を呈し、その強烈な赤色はエメラルドのグリーンとは対照的で、とても珍しいものとなっています。ビクスバイトは六方晶系を形成し、化学組成はBe3Al2Si6O18となっています。屈折率は1.577-1.583、モース硬度は7.5-8、比重は2.67-2.90とされています。
石言葉
ビクスバイトの宝石言葉は、「高次元の意識」です。この言葉は、持ち主の内面を磨き上げ、高次元の意識へと引き上げる力を象徴しています。ビクスバイトは、その深い赤色から情熱や力強さを連想させる一方で、その高次元の意識という宝石言葉は、その強烈なエネルギーを内面の成長や進化に向けて導く力を表しています。
パワーストーンの効果
ビクスバイトは、持ち主の欠点やトラウマを解消し、心を癒す効果があるとされています。その力は、自身の欠点を認識させ、改善の方向に導くもので、自身の感情や状況に真剣に向き合うことを促します。また、そのエネルギーは、心の優しさや落ち着き、寛容性といった要素を育て、自分自身を許す心を育む力を持つとされています。
歴史
ビクスバイトは、アメリカ・ユタ州のワーワー鉱山でしか産出しない非常に希少な鉱物で、その希少性からエメラルドよりも高価で取引されています。しかし、採掘コストの高さから採掘が断念され、現在は市場での流通量が極めて少なくなっています。
伝承
ビクスバイトは、その美しい赤色と希少性から「神秘の赤宝石」とも称されています。伝説によれば、この石を手に入れることができた人は、大きな運命の変化を経験するとされています。ビクスバイトの持つ力は強力で、そのパワーは持ち主の人生を大きく変える可能性があると信じられています。
語源
ビクスバイトの名前は、アメリカの鉱物学者であり、初めてこの鉱物を発見したMaynard Bixbyに由来します。また、レッドベリルの名前はペルシャ語の「ballur」が語源で、これは「海」を意味します。
その他
ビクスバイトは、その美しい赤色から「レッドエメラルド」や「ビキシバイト」とも呼ばれ、エメラルドやアクアマリンと同じベリルのファミリーに属します。その希少性と美しさから非常に高価で取引され、高品質のものはダイアモンドよりも高価です。採掘が中止され、新しい採掘の予定も立っていない現状では、その価値はますます高まると予想されます。
ウィキペディアより
レッドベリル(旧名ビクスバイト、市場名はレッドエメラルドまたはスカーレットエメラルド)は、非常に稀なベリルの一種で、地球上でも最も希少な鉱物の一つです。この宝石は、酸化ベリリウムアルミニウム環ケイ酸塩(Be3Al2(SiO3)6)結晶の中に存在するマンガンイオンから赤色を得ています。その色は最大で1,000℃まで安定します。レッドベリルは、ストロベリーや明るいルビー、チェリー、オレンジなど様々な色調を持つことがあります。
レッドベリルの最大の結晶は、幅約2cm、長さ約5cmです。しかし、ほとんどの結晶は1cm以下です。最近では、一部の販売者がレッドペゾタイトをレッドベリルとして市場に出しています。
レッドベリルは1904年にユタ州のワーワーマウンテンズでメイナード・ビクスビーによって発見されました。1912年にアルフレッド・エップラーがビクスビーにちなんでビクスバイトと名付けました。しかし、ビクスバイトという旧名はビクスバイト鉱石と混同される可能性があるため、現在は使われていません。
宝石級のレッドベリルの最大の産地はユタ州中西部のワーワーマウンテンズのルビーバイオレット鉱山で、ここは1958年にランマー・ホッジスがウランを探していた際に発見しました。この地は2020年にデニース・ノーラーがレッドエメラルド社の一部として買収しました。
レッドベリルは非常に稀で、ユタ州のワーワーマウンテンズ、パラマウントキャニオン、ラウンドマウンテン、ジュアブ郡など、アメリカ合衆国南西部の数か所からしか報告されていません。地理的に範囲が狭いことから、レッドベリルが形成される特定の条件があまり頻繁には発生しないことがわかります。この宝石は金の1000倍も希少です。
ユタ地質調査は、レッドベリル1個あたりダイヤモンドが15万個見つかると推定しています。英国宝石学会によると、2カラットのレッドベリルは40カラットのダイヤモンドと同じくらい希少だとされています。
レッドベリルは、その希少性からエメラルドと同等またはそれ以上の価格で評価されています。その希少性からあまり知名度はありませんが、1カラット以上のレッドベリル結晶は2万ドルで売られることもあります。2008年には、1カラットが5000ドル以上で売られていました。
2021年現在、限られた地理的範囲により、レッドエメラルド社が天然レッドベリルの世界生産をコントロールしています。
1月の誕生石
1月の誕生石一覧
- ジェイド(翡翠)(1月1日)
- ランドスケープ・アゲート(1月2日)
- トパゾライト(1月3日)
- クリソコラ原石(1月4日)
- ジルコン(1月5日)
- スター・ガーネット(1月6日)
- アンモライト(1月7日)
- グリーン・トルマリン(1月8日)
- 透明グロシュラライト・ガーネット(1月9日)
- ゴールド(1月10日)
- ヘマタイト原石(1月11日)
- ゴールドストーン(1月12日)
- ロードナイト原石(1月13日)
- ライス・パール(1月14日)
- インド・スター・ルビー(1月15日)
- ブルー・ムーンストーン(1月16日)
- 不透明琥珀(1月17日)
- ローゼライト(ピンクガーネット)(1月18日)
- ビクスバイト(レッドベリル)(1月19日)
- スノー・フレーク・オブシディアン(1月20日)
- ピーコック・カラー・オパール(1月21日)
- スター・ベリル(1月22日)
- アレキタイプ・ガーネット(1月23日)
- ミルキークォーツ(1月24日)
- サードオニキス(1月25日)
- パイロープ・ガーネット(1月26日)
- アルマンディン・ガーネット原石(1月27日)
- ピンクトパーズ(1月28日)
- クリスタル・クォーツ(1月29日)
- パーティー・カラード・フルオーライト(1月30日)
- クリソベリル・アレキサンドライト・キャッツアイ(1月31日)