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1月1日の誕生石 翡翠

1月1日の誕生石 翡翠
引用元:wikipedia

 翡翠(ヒスイ)は、特に東洋の文化において高く評価されてきた宝石で、その色と質感は自然の美しさと豊かさを象徴しています。最も価値があるとされる色は「ろうかん色」で、これは瑞々しく美しい竹の青々とした色合いを指します。翡翠の中にも様々な色が存在しますが、実際のところ、青い翡翠は存在しないと言われています。

石言葉

 翡翠の石言葉は「不老不死」、「長寿」、「健康」、「徳」で、これらは持ち主に長寿と健康、そして道徳的な価値を保証するという意味があります。また、不老不死という石言葉は、翡翠が持つ見た目の新鮮さと質感が永遠に続くことを象徴しています。これらの言葉は、翡翠を身につけることでそのエネルギーが持ち主に伝わり、長寿や健康、徳の象徴となると信じられています。

パワーストーンの効果

 翡翠はパワーストーンとして、人徳を高め、人生の繁栄を守護する効果があるとされています。ビジネスを成功させるお守りとしても用いられ、持ち主に成功と繁栄をもたらすと信じられています。また、翡翠は精神力を高め、誘惑や嘘、偽りに対抗する強さを与えるともされています。

歴史

 翡翠は古代中国で非常に重要な宝石とされ、特に西太后が愛したと言われています。また、古代のマヤ文化では、翡翠は生命力と豊穣の象徴とされ、高貴な人々が身につけていました。翡翠のマガタマは古来から日本でも重要な神器とされ、豊かさと生命力を象徴する存在とされてきました。

伝承

 翡翠には数多くの伝説や信仰があります。沈着さと忍耐力を養い、災難から身を守る力があると伝えられており、幸福と長寿を授けるとも言われています。

語源

 「翡翠」の名称は、美しい色彩を持つカワセミの鳥から来ています。カワセミの鮮やかな羽の色は、翡翠の美しい色合いを表現するのに適した例えとされました。また、「ヒスイ」の語源はスペイン語の'Piedra de Ijada'(腹痛の石)からきており、ヒスイを腰にあてると腹痛を和らげると考えられていました。

その他

 ヒスイの和名である「翡翠」は、主に「ジェイダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」という2つの鉱物を指します。このうちジェイダイトの化学式はNaAlSi2O6で、モース硬度は6.5~7、比重は3.25~3.40で、単斜晶系を成します。現在は「ジェイダイト(硬玉)」のみが宝石とみなされ、「ネフライト(軟玉)」は主に中国で宝石とされ、他の地域では貴石に分類されています。なお、非常に高い靱性を持つため、着用時には特別な注意を払う必要はありません。

ウィキペディアより

 ヒスイ(翡翠、英: jade、ジェイド)は、深緑の半透明な宝石であり、東洋や中南米などで古くから人気がありました。鉱物学的には「硬玉(ヒスイ輝石)」と「軟玉(ネフライト)」の2つに分類されますが、見た目では区別がつきにくいため、両者を総称して「翡翠」と呼んでいます。

 古代史では、ヒスイは非常に頑丈な石であり、石器武器の材料としても使われました。ヨーロッパでは翡翠で作られた石斧が出土しています。日本では約5,000年前にヒスイの加工が始まり、世界最古の翡翠大珠も見つかっています。中国ではヒスイは他の宝石よりも価値が高く、装飾品や器、彫刻などに利用されました。

 ヒスイは不老不死や生命の再生の力を持つと信じられており、古代では貴人の遺体をヒスイの小片で覆う玉衣が行われました。中南米の王族の墓でも同様の処置が見られます。また、ニュージーランドやメソアメリカではまじないの道具としても使用されました。

 現代ではヒスイは装飾品や工芸品に利用されており、その高い硬度を生かしてコーヒーミルなども作られています。日本では縄文時代からヒスイの加工文化が存在し、約1,200年の間忘れられていましたが、20世紀に再発見され、日本の歴史や文化において注目を浴びるようになりました。

 なお、「翡翠」という言葉の語源は中国語で「カワセミ」を指す言葉であり、美しい石のことを指していました。中国から日本に伝わり、「翡翠」という語が使われるようになりました。英語では硬玉をジェイダイト、軟玉をネフライトと呼び、総称してJadeと言います。

 翡翠は「硬玉」(ヒスイ輝石)と「軟玉」(ネフライト)の2つの種類があり、化学的にも鉱物学的にも異なる物質です。硬玉はモース硬度が6.5-7であり、軟玉は6-6.5です。翡翠は他の宝石よりも硬度が低いため、傷がつきやすい性質ですが、割れにくい靭性を持っています。

 翡翠はさまざまな色を持ちます。一般的なイメージとしては深緑ですが、他にもピンク、薄紫、半透明、白、青、黒、黄、橙、赤橙などがあります。これらの色は不純物や他の鉱物の影響によるものです。翡翠は細かな結晶の集まりであり、内部で結晶が複雑に絡み合っているため、割れにくい性質を持っています。

 翡翠は造山帯で産出され、主に蛇紋岩中に存在します。蛇紋岩はマントルの橄欖岩が水を含んで変質した岩石であり、広域変成作用や断層活動によって地上に揉みだされます。蛇紋岩が高い圧力と溶液との反応によって翡翠に変化すると考えられています。

 人工的な合成も可能であり、ゼネラル・エレクトリック(GE)が1984年に人工翡翠の合成に成功しました。

 翡翠は日本の国石にも指定されており、幸運や幸福の象徴とされています。

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