カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

3月の誕生石 アクアマリン

3月の誕生石 アクアマリン
ウィキペディアより

 アクアマリンは、ベリル(緑柱石)の一種で、淡い水色から深い青色までを指します。その名前はラテン語で「水」を意味する「アクア」(aqua)と「海」を意味する「マリン」(marinus)から派生しており、海を思わせるその色味は、爽やかで穏やかなイメージを与えます。化学式はBe3Al2(SiO3)6で、鉄イオンの微量な含有により、その特徴的な青色が生まれます。

色や特徴

 アクアマリンの特徴はその爽やかな青色で、微量の鉄元素によってこの色が生まれます。その色は淡い水色から深い青色まで様々で、その美しさからネックレスやリングとして人気の宝石となっています。その他にも、大型の結晶が見られ、比較的インクルージョン(内包物)が少ないことも特徴です。その一方で、原石の採取状況や時期によって品質にばらつきが出やすく、それに伴って価格も大きく異なる傾向があります。

石言葉

 アクアマリンの石言葉は、「勇敢さ」「希望」「健康」です。この石言葉は、その透明で爽やかな青色が勇気と希望を象徴し、海のような広大さと深さを持つことから、持ち主に健康と長寿をもたらすとされています。

パワーストーンの効果

 アクアマリンはパワーストーンとしても非常に人気があり、その効果は「富・幸福・健康」を象徴するものとされています。持ち主に裕福で穏やかな幸せな結婚生活をもたらし、寛容さと深い愛情へ導く力を持つとされています。古代ローマの漁師たちは「海難防止」と「豊漁」を祈願するお守りとしてこの石を使っていました。

歴史

 アクアマリンは古代エジプトの王家の墓からも出土しており、その美しさとパワーが古代から人々に愛されてきた証拠です。古代ローマの漁夫たちは、この石を海難防止と豊漁を祈願するお守りとして使っていました。また、中世キリスト教では、「罪を洗い流す石」と信じられていました。

伝承

 神話では、「海底の美しい海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石になった」とされています。この伝説から、アクアマリンは「海の石」や「海の精の宝石」とも呼ばれてきました。

その他

 アクアマリンは3月の誕生石であり、清潔さと真実を象徴しています。また、優雅な輝きと透明感は、持ち主に心地良い安らぎを与え、穏やかな心を育むと言われています。特に、その爽やかなブルーは心の平和とリラクゼーションを象徴し、持ち主のストレスや緊張を解きほぐすとされています。

ウィキペディアより

 アクアマリンは、薄い青色から淡い緑色のベリルの一種で、その色は熱により変化します。アクアマリンの化学組成はBe3Al2Si6O18で、Fe2+を含みます。硬度は7.5から8で、含有物を持たないことが多いですが、ミカや鉄鉱石、海水などの成分から成るものが見られることもあります。

 アクアマリンは一般的な宝石で、その中には「マキシ」なる珍しい深青色のバリエーションもありますが、その色は日光により消えてしまうことがあります。マキシの色はNO3によって生じ、高エネルギー放射線(ガンマ線、中性子、さらにはX線)で緑色、ピンク色、または黄色のベリルを照射することで、深青色のマキシ色が生成されます。

 アクアマリンという名前は、ラテン語の「aqua」(水)と「marina」(海の)から来ています。この語は1677年に初めて使用されました。

 アクアマリンの価値は、その量、色、カット、またはクラリティによって決まります。25カラット以上のカットされたアクアマリンは、同じ品質のものよりもカラットあたりの価格が低くなります。真の青色の天然アクアマリンは非常に高価です。

 文化的な観点から見ると、アクアマリンは3月の誕生石とされています。その色と名前から、西洋文化では海と関連付けられ、青春と幸せの象徴として使用されてきました。古代ローマ人はアクアマリンが海を越える旅行者を保護すると信じていました。また、中国では印章や像、彫刻に使用され、日本では根付に用いられました。アクアマリンは1971年にコロラド州の州の宝石になりました。

 アクアマリンは、アフガニスタン、中国、ケニア、パキスタン、ロシア、モザンビーク、アメリカ、ブラジル、ナイジェリア、マダガスカル、ザンビア、タンザニア、スリランカ、マラウイ、インド、ジンバブエ、オーストラリア、ミャンマー、ナミビアなどの国で見つかります。特に、ブラジルのミナスジェライス州はアクアマリンの主要な産地です。主に花崗岩ペグマタイトで見つかりますが、熱水活動により鉱物化した変成岩の脈石でも見つけることができます。