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3月5日の誕生石　ブルー・サファイア

　ブルーサファイアはその名前が示すように、深い青色を特徴とする宝石で、その色合いは鎮静効果があるとされています。サファイアは一般的にコランダムの一種であり、その硬度はダイヤモンドに次いで世界で2番目に高いものとなります。これはモース硬度で9と評価されており、この特性から宝石としてだけでなく、工業的な用途にも使われています。

石言葉

　ブルーサファイアの石言葉は「幸運・天命」で、それはこの宝石が持つ深い青色が、穏やかさと安定感を象徴すると考えられているからです。ブルーサファイアは真実を見抜く直感と洞察力を象徴し、それは持つ者に道筋を示し、正しい選択を下す力を与えます。

パワーストーンの効果

　パワーストーンとしてのブルーサファイアは、魂や感情の混乱を沈め、不必要な妄想を取り除く力があるとされています。それは持つ者に真実を見抜く直感と洞察力をもたらします。また、ブルーサファイアは恋人との関係を良くする効果もあり、「貞節な愛を表し、不貞を働くと光沢が失われる」とされ、浮気防止にも効果があるとされています。

歴史

　ブルーサファイアは古代から人々に親しまれてきました。古代ローマや古代ギリシャの貴族たちは、サファイアを「神聖な石」だと信じ、その美しい青色を神々の象徴として扱っていました。また、サファイアは王族や高位の聖職者たちにも愛され、彼らの着用する宝石としても非常に人気がありました。

伝承

　ヨーロッパでは、ブルーサファイアは「サムシングブルー」と呼ばれ、これは「青いものを身に着けると幸せになれる」とされる200年以上前から伝わる幸せな結婚のおまじないです。ブルーサファイアはこの伝承により、結婚の際のサムシングブルーとしても有名です。

その他

　サファイアの化学式はAl₂O₃で、これは酸化アルミニウムを意味します。サファイアはコランダムという鉱物の一種で、純粋なコランダムは無色ですが、微量の不純物によってさまざまな色が生じます。ブルーサファイアの青色は鉄とチタンの存在により生じるとされています。