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3月18日の誕生石 エマイユ

3月18日の誕生石 エマイユ

 エマイユ、またはエナメルは、美しい光沢と色彩を持つ特性からアートや装飾品、宝石として長い間愛されてきました。その特徴は、金属表面にガラス質の釉薬を高温で焼きつけることで生み出されます。透明度はガラス質の成分と焼成方法によって異なり、透明から不透明まで様々です。

石言葉

 エマイユの石言葉は「多面性」です。これはエマイユの持つ色彩の豊かさと、その制作過程で描かれる様々な図柄や模様から来ています。多面性とは、一つのものが持つ様々な側面や性質を指し、エマイユはその独自の色とデザインで多くの表現を可能にします。

パワーストーンの効果

 エマイユはパワーストーンとしても使用されています。その豊かな色彩が、邪気を払い除ける力を持つと古来から伝えられています。また、その多面性は自身の潜在能力を引き出す力があるとされ、自己成長や自己表現の助けとなると考えられています。

歴史

 エマイユの歴史は古代にまでさかのぼります。古代エジプトではツタンカーメンの宝物にエマイユが使用されていたとされています。また、キリスト教の聖食器にも用いられ、その美しさと耐久性から高い評価を受けていました。日本では七宝焼きという名前で呼ばれ、伝統工芸として受け継がれています。

伝承

 エマイユの製法は、高温でガラス質の薬を溶かし、金属の表面に模様や図柄を描くというものです。これには二つの主要な方法があり、一つは模様の輪郭を細い針金で作り出す有線七宝、もう一つは針金を使わずに描かれる無線七宝があります。この工程を経て、エマイユはその鮮やかな色彩と輝きを放ちます。

その他

 エマイユはフランス語の由来を持ち、日本では「七宝」という名称でも知られています。これは、7つの宝石をちりばめたような美しさを持つことから来ています。化学的には、エマイユは金属表面に焼き付けられたシリカ(SiO2)主体のガラス質物質であり、その具体的な成分は色や透明度に影響するため、製品によって異なります。