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3月の誕生石 コーラル

3月の誕生石 コーラル
ウィキペディアより

 珊瑚(コーラル)は、海底に生息する刺胞動物が作り出す骨格で、有機質宝石の一つです。刺胞動物の一種である珊瑚は、自己の骨格を形成し、その骨格が死後も残るため、宝石として利用されます。珊瑚は自然のものは白色ですが、赤やピンク、黒に染められたものも広く市場に出回っています。

 珊瑚の最も一般的な色は赤色で、これは人工的に染色されたものが多いです。他にもピンクや黒、白など様々な色が存在します。珊瑚は複雑な枝状構造を持っているのが特徴で、その形状はそのまま宝石として使用されることもあります。また、その色はファッションやコスメの分野でも「コーラルカラー」として愛されています。

石言葉

 珊瑚の石言葉は「幸福」や「長寿」です。これらは珊瑚が持つとされるパワーから派生しています。「幸福」はその明るい色とエネルギーが持ち主に幸運や喜びをもたらすことを象徴しています。「長寿」は、珊瑚がその生涯を通じて海底でゆっくりと成長することから、持ち主に対して長寿をもたらすとされています。これらの石言葉は、珊瑚が自然の力を象徴するものとして人々に信じられてきた象徴です。

パワーストーンの効果

 珊瑚はパワーストーンとしても使用され、マイナスのエネルギーを浄化し、持ち主に幸福と清らかな気持ちをもたらすとされています。また、海で育つという特性から、持ち主に対して強い生命力と活力を与えるとも言われています。さらに、安産祈願や肥立ちのお守りとして使用されることもあり、その生命力を象徴する石として女性に特に愛されています。

歴史

 珊瑚は古代から多くの文化で珍重されてきました。仏教では「七宝」の一つに数えられ、特別な価値が認められてきました。また、古代ローマでは珊瑚が子供を悪霊から守ると信じられ、子供のお守りとして使用されていました。そのため、珊瑚は古代から現代まで、その美しさと強力なエネルギーで人々に愛され続けてきたのです。

伝承

 珊瑚は古くからそのパワーが魔除けや安全祈願に利用されてきました。特にその明るい色と海からの強力なエネルギーは、邪悪なものを払い除け、持ち主を守るとされてきました。また、その成長力から、安産や子宝、肥立ちのお守りとしての価値も高く評価されてきました。

その他

 珊瑚は装飾品やアクセサリーに広く用いられ、その美しさと独特な形状が評価されています。また、珊瑚は「海底の森」とも称され、その生態系は地球の環境を示すバロメーターともなっています。和名では「さんご」、英名では「Coral」(コーラル)と呼ばれます。化学式については、珊瑚は有機質宝石のため特定の化学式はありません。なお、珊瑚の形成にはカルシウムカーボネートが重要な役割を果たしています。