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3月8日の誕生石 アメシスト原石

3月8日の誕生石 アメシスト原石

 アメシストはクォーツの一種で、その名前はギリシャ語の"amethystos"(酔わない)から由来しています。これは古代ギリシャ人がアメシストを持っていると酔わないと信じていたからです。アメシストは淡いライラックの色から深い紫色までの鉱物で、その色の美しさから宗教的、霊的権威の高い石とされ、人々に広く使用されてきました。

色や特徴

 アメシストはライラックから深紫色の範囲で変化する特徴的な色合いを持ちます。その色は、鉄イオンの微量な存在と放射線によって引き起こされると考えられています。また、その美しい色は紫外線や高熱に曝露すると褪色する可能性があります。原石は単結晶だけでなく、ジオード(晶洞)やクラスター状の形もあります。その美しい色と結晶形状から、原石自体がジュエリーとして使われることもあります。

石言葉

 アメシストの石言葉は「守護」で、持ち主を不要な争いや悪意から保護する力があるとされています。また、「高貴な愛」や「慈しみの心」を象徴する石ともされ、純粋な愛を与える心を引き出し、寛容な気持ちを促進する効果があるとされています。

パワーストーンの効果

 アメシストはスピリチュアルストーンとしての人気が高く、隠された能力や魅力を引き出し、恋愛の成就に高い効果があるとされています。また、ギリシャ・ローマ時代から「アメシストのグラスで水を飲むと、悪魔が追い払える」と言われるほど、魔除けの力が強いとされています。さらに、お酒を飲むときにアメシストを身につけていると、悪酔いや二日酔いをしないともされています。

歴史

 その美しい紫色から多くの文化で貴重な宝石とされ、特に紫色が貴族の色とされた中世ヨーロッパでは非常に高い価値を持っていました。

伝承

 アメシストは、その酔わないという名前の通り、お酒を飲むときの守護石としても伝えられています。また、その紫色が精神を安定させ、邪念を取り除く力があるとも言われています。

その他

 アメシストの化学式はSiO2で、その色は微量の鉄イオンと放射線によって形成されます。アメシストは日本でも「紫水晶」として親しまれており、クォーツの中でも最も価値が高いとされています。また、アメシストは2月の誕生石でもあります。ちなみに「アメシスト」は『アメジスト』と“シ”に濁点をつけて呼ばれる事もありますが、正しい名称は『アメシスト』です。

ウィキペディアより

 アメシストは紫色の水晶で、その名前は古代ギリシア語で「酔わせない」を意味します。硬度は7で、比重は2.65、組成は二酸化ケイ素(SiO2)です。光沢はガラスのようで、色は淡いライラック色から濃紫色まで幅広い色合いが見られます。

 アメシストの紫色は、微量の鉄イオンが放射線を受けて電子が飛ばされ、酸素原子と鉄イオンとの間で電荷移動が起こることが原因とされています。この現象により、鉄イオンが三価から四価になり、光のスペクトルの黄色を吸収するため、その補色である紫色が通過するようになります。しかし、紫外線に長時間さらされると退色します。

 また、アメシストは加熱すると色が黄色に変化し、「シトリン」という名の宝石になります。そして、ガンマ線と熱を当てると緑色の「グリーンアメジスト」になります。この緑色は、三価と二価の鉄イオンが各々黄色と青色の光を吸収し、その色が混ざり合って形成されます。

 アメシストはブラジルやスリランカ、マダガスカルなど、世界中の多くの場所で産出されます。日本でも宮城県や鳥取県で産出されています。