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3月12日の誕生石 アクアマリン原石

3月12日の誕生石 アクアマリン原石

 アクアマリンは、緑柱石(ベリル)の一種で、淡い青色から深い青色までの海水色が特徴です。アクアマリンは、化学組成式Be3Al2(SiO3)6のベリルグループに属し、その名前はラテン語の「アクア(水)」と「マリン(海)」から来ています。モース硬度は8程度と硬く、ジュエリーとしてよく用いられます。

石言葉

 アクアマリン原石の石言葉は「旅情」、「達成された望み」です。美しい海の色を持つこの石は、未知の旅や新たな冒険に対する情熱を象徴し、達成した望みの象徴でもあります。

パワーストーンの効果

 スピリチュアルストーンとしてのアクアマリンは、愛を深め、復活させる効果があります。3月の誕生石でもあるこの石は、愛する二人の心を海のような穏やかさと寛容さで包み込むと伝えられています。また、富・幸福・健康を象徴し、裕福で穏やかな幸せな結婚生活に導くともされています。

歴史

 アクアマリンは古代から人々に愛されてきました。エジプト王家の墓から出土されたほどの歴史を持ち、古代ローマの漁夫たちは海難防止と「豊漁の石」としてお守りにしました。また、職人たちはアクアマリンを用いて指輪やイヤリングなどの装飾品を作りました。

伝承

 アクアマリンは、神話では「海底の美しい海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石になった」とされています。この美しい説話は、アクアマリンの魅力的な青色が海の精神を具現化したという考えを生み出しました。

その他

 アクアマリンの原石は緑がかっていますが、多くは加熱処理によって緑色が取り除かれ、美しい青色になります。その色のバリエーションは水色、濃青色、濁った白色など多岐にわたり、中でも水色の曇りガラスのような色の石は「ミルキーアクア」と呼ばれています。アクアマリンはエメラルドと兄弟で、同じベリルのファミリーに属する宝石です。