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3月29日の誕生石 マーキス・カット・ダイヤモンド

3月29日の誕生石 マーキス・カット・ダイヤモンド

 マーキース・カット・ダイヤモンドは、楕円形に両端を尖らせ、ファセット・カットという多数の面を持つ特徴的なカットを施したダイヤモンドです。この特別なカットにより、ダイヤモンドの輝きは一層引き立ち、その優雅さと美しさは目を引きます。ダイヤモンド自体は、最も硬度の高い鉱物であり、透明度と煌めきを持つ美しい宝石です。

石言葉

 マーキース・カット・ダイヤモンドの石言葉は「優雅」です。その独特の形状と切り口が放つエレガントな輝きが、優雅さと高貴さを象徴しています。それは、生涯に一度のプロポーズや特別な記念日の贈り物として、愛情の深さと永遠性を表現するのにふさわしい宝石とされています。

パワーストーンの効果

 パワーストーンとしてのダイヤモンドは、持つ人の精神的・肉体的な力を高めるとされています。これはダイヤモンドが最も強い力を持つ宝石とされているからです。マーキース・カットの特性から、その力はより集中的に発揮され、身につける人にクリアな思考と強い意志をもたらすとされています。

歴史

 マーキース・カットは18世紀のフランスで生まれました。フランス王ルイ15世が、愛人の口元の形状を永遠に記念するために作らせたことから始まりました。その後、このカットはヨーロッパの貴族たちの間で広まり、優雅さと上品さを象徴する形となりました。

伝承

 ダイヤモンドは古代から「勝利」や「永遠」、「純粋」、「無垢」などを象徴してきました。マーキース・カット・ダイヤモンドには、これらのダイヤモンドの象徴性と加えて、「優雅さ」が含まれています。そのため、この宝石は洗練された美しさと力強さを持つ女性にふさわしいとされています。

マーキスカットとは

 「マーキス」という単語はフランス語で、侯爵夫人や女侯爵を指す言葉です。このマーキスカットという特別なダイヤモンドのカット方法は、フランスの太陽王ルイ15世が、愛妾のポンパドゥール侯爵夫人の美しい笑顔にちなんで作らせたものだと言われています。

 マーキスカットのダイヤモンドは、57面のファセット(面)があり、特徴的な形状を持っています。その形状は、上から見るとラグビーボールのような形、つまり両端が尖った長円形をしています。この形状は「ナベット」型とも呼ばれます。

 マーキスカットのダイヤモンドでは、縦と横の比率が一般的に2:1となっています。カットの深さには注意が必要で、浅すぎると光が宝石の裏を通り抜けてしまい、その結果、輝きと色が減少してしまいます。この現象は宝石の種類に関係なく起こります。

 その豪華な輝きと色の特性から、マーキスカットは一つだけのソリテールとして使用するだけでなく、小さな石を添えて主役の石を引き立てるのにも最適です。

 マーキスカットダイヤモンドは、その特徴的な形状と輝きから、日常のアクセサリーとして使用することも適しています。主役の宝石を引き立てるために、小さなマーキスカットダイヤモンドを複数使用したり、蝶々や花びら、葉っぱなどのモチーフを作るために使用することもできます。