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6月6日 ロールケーキの日

 6月6日はロールケーキの日。福岡県北九州市小倉北区・小倉南区で、ロールケーキでまちおこしをしようと活動している小倉ロールケーキ研究会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ロールケーキのロで「6」、ロールケーキの形が「6」の字が巻いているように見えることから、6月6日とした。

ロールケーキとは

ロールケーキの日

 ロールケーキとは、薄い長方形に焼いたスポンジケーキにジャムやクリーム、果物などを載せて渦巻き状に巻いたケーキの事。発祥については諸説あり、ハッキリしたことは分かっていない。日本では1950年ごろ山崎製パンが発売した「スイスロール」によって普及した。

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 ロールケーキは、その名の通り、スポンジケーキを薄く焼き上げ、その上にクリームやジャム、果物などを乗せて巻き上げた洋菓子です。このシンプルながらも幅広いアレンジが可能なスイーツは、子供から大人まで多くの人々に愛されています。ロールケーキの起源には諸説ありますが、ヨーロッパで1880年~90年頃にスイスロールとして料理本に紹介されたのが始まりとされています。スイスの伝統的なお菓子「ルーラート」が名前の由来で、その後アメリカを経て再びヨーロッパで人気を博しました。

 日本におけるロールケーキの歴史は、1950年頃に製パン会社がスイスロールを販売したことから始まります。その後、山崎製パンが1958年ごろから製造・販売を開始し、1964年には東京で大量生産のラインが完成し、日本全国に普及しました。初期のロールケーキは、シンプルなスポンジ生地にクリームやジャムを巻いたものが多かったですが、1992年にキハチトライフルロールが登場してからは、フルーツを巻き込んだり、抹茶やきなこなど、様々な味のロールケーキが登場しました。

 ロールケーキの魅力は、その柔軟性にあります。スポンジ生地やフィリングの組み合わせによって、無限にバリエーションを生み出すことができます。また、見た目が美しく、切り分けると中のクリームやフィリングが美しい渦巻き模様を見せるため、目で見ても楽しめるスイーツです。お祝い事や特別な日のデザートとして、また、日常のちょっとしたおやつとしても、ロールケーキは多くの人々に喜ばれています。

 ロールケーキは、そのシンプルな構造ながらも、作り手の工夫やアイデアが光るスイーツです。今後も様々な新しい味やスタイルのロールケーキが登場することでしょう。ロールケーキの歴史はまだまだ進化し続けることでしょう。

記念日とかいろいろ