6月27日の誕生花 トケイソウ
トケイソウ(時計草、学名:Passiflora caerulea)は、南アメリカ原産でトケイソウ科トケイソウ属に分類される半耐寒性の常緑蔓性低木です。特徴的な花形は一見すると雄蕊と雌蕊が時計の針を思わせ、花びらは時計の文字盤に見立てられるような構造をしています。花弁と萼は同色であり、その形と配置はまるで花が10輪咲いているように見えます。青と白のコントラストが美しい花は特に見る者を魅了し、特に雌蕊の3裂した先端は鮮やかな暗紫色を帯びています。
花言葉
トケイソウの花言葉は、「聖なる愛」です。これは16世紀に中南米でイエズス会の宣教師がこの花をキリストの受難を象徴する形をしていると解釈し、その信仰心を表現したものです。トケイソウの特徴的な形状はキリストの受難を象徴し、花の子房柱は十字架、雌蕊は釘、副冠は茨の冠、花弁と萼は使徒、巻きひげはムチ、葉は槍として解釈されました。それぞれの部位がキリストの受難の要素を象徴し、それが一つに結ばれて「聖なる愛」を表現しています。
メッセージ
トケイソウを贈る際のメッセージは、「私の愛は神聖で揺るぎないものです」や、「あなたへの愛が深く、心からのものであることを示します」などとなります。この花が表す「聖なる愛」の意味は、ただの恋愛感情以上の深遠な愛を表しており、贈られた人に対する強い感情や尊敬の念を示すことができます。
名称
トケイソウの和名は、その独特な花の形が時計の文字盤に似ていることから名付けられました。この名前は直訳的でありながらも、その花の形状が一目でわかる直感的な名前です。
その他
トケイソウ属には多くの種が存在し、中には果実を生産するものもあります。特にパッションフルーツとして知られる種類はその果実が食用になり、また美しい花も楽しむことができます。トケイソウの中には、成長が早く緑陰作りに向くものや、冬季でも耐寒性があり越冬可能なもの、また花後の赤い実を観賞するものなど、多種多様な特徴を持つものがあります。これらの特性により、様々な環境や用途に合わせて植えられ、観賞されています。
6月の誕生花
6月の誕生花一覧
- クレマチス(6月1日)
- オダマキ(赤)(6月2日)
- 紫陽花(6月3日)
- カスミソウ(6月4日)
- ホタルブクロ(6月5日)
- ジャーマンアイリス(6月6日)
- アマリリス(6月7日)
- ジャスミン(6月8日)
- 泰山木(6月9日)
- 松葉菊(6月10日)
- ライラック(6月11日)
- ジンジャーリリー(6月12日)
- 紅花(6月13日)
- グラジオラス(6月14日)
- 山法師(6月15日)
- 夏椿(6月16日)
- スイカズラ(6月17日)
- スモークツリー(6月18日)
- 白玉草(6月19日)
- カリブラコア(6月20日)
- 山桃(6月21日)
- 桔梗草(6月22日)
- 紫露草(6月23日)
- セントポーリア(6月24日)
- 昼顔(6月25日)
- ガザニア(6月26日)
- トケイソウ(6月27日)
- 花簪(6月28日)
- アガパンサス(6月29日)
- セージ(6月30日)