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6月2日の誕生花 オダマキ(赤)

6月2日の誕生花 オダマキ(赤)
ウィキペディアより

 オダマキは、キンポウゲ科の植物の一つで、その名前は花の形が糸を巻きつけておく器具、すなわち「オダマキ」に似ていることからつけられました。ラテン語では「アクイレギア」または「アキレギア」とも呼ばれています。オダマキは主に日本や欧州原産で、耐寒性の常緑多年草です。

 この植物は、長い葉柄の先にある葉が2回3出複葉で、小葉がさらに裂けることが特徴です。また、花は萼から花弁が伸び、その形状は透明感のあるクラゲに似ています。実際には、花弁に見える部分は萼であり、真の花弁はその内側にあります。オダマキにはいくつかの種類があり、その中には青紫色のミヤマオダマキ(学名:Aquilegia flabellata var. pumila)や紫褐色のヤマオダマキ(学名:Aquilegia buergeriana)などが含まれています。しかし、園芸では花色が豊富な西洋種のセイヨウオダマキ(学名:Aquilegia vulgaris)の品種が一般的に多く見られます。

花言葉

 赤いオダマキの花言葉は、「忍耐力」です。これは、オダマキが寒冷地でもしっかりと根を下ろし、長い茎を伸ばして美しい花を咲かせる姿から来ています。この「忍耐力」は、困難な状況でも諦めずに耐え抜く力や、目標に向かって進み続ける力を象徴しています。

メッセージ

 赤いオダマキを贈るときのメッセージは、「あなたの強さと忍耐力に感銘を受けています」です。これは、オダマキの花言葉である「忍耐力」を反映したもので、受け取った人が困難な状況に立ち向かい、困難を乗り越えてきたことを評価する意味が込められています。

名称

 オダマキの名前の由来は、花の形が麻糸を巻いた器具の「オダマキ」に似ていることから来ています。学名は「Aquilegia」で、キンポウゲ科オダマキ属に分類されています。日本では狭義には「Aquilegia flabellata var. flabellata」を指しますが、広義にはAquilegia全体をオダマキと呼びます。

その他

 オダマキは、全草が有毒であるとされています。また、オダマキの花は独特の形状をしており、花弁の後ろに伸びる距が特徴的です。その独特の姿から、西洋では「コロンビン」(鳩)とも呼ばれています。