6月11日の誕生花 ライラック
ライラック(紫丁香花、学名:Syringa vulgaris)は、モクセイ科ハシドイ属の高木落葉樹で、フランス語でリラ(Lilas)とも呼ばれます。ヨーロッパ原産で、日本では4月から5月にかけて主に紫色または白色の花を咲かせます。その花には強い香りがあり、香水の原料ともなっています。耐寒性が強く、花期が長いことから、冷涼な地域の代表的な庭園木として人気があります。花冠の先は通常4つに裂けているが、まれに5つに裂けるものもあり、それらは「ラッキーライラック」と呼ばれ、恋のおまじないに使われると言われています。
花言葉
ライラックの花言葉は「淡い恋心」です。これはライラックの花の色や香りが繊細で優雅な恋心を象徴しているとされています。花びらは通常4つですが、まれに5つある「ラッキーライラック」は、その花を黙って飲み込むと、愛する人の気持ちが永遠に変わらないという風習があります。このように、ライラックの花言葉は恋愛にまつわる神秘性やロマンスを示しています。
メッセージ
ライラックを贈るときのメッセージとしては、「淡い恋心を寄せています」や「あなたへの愛情が永遠に変わらないように」といった、愛情を控えめにしかし確かに伝えるメッセージがふさわしいです。
名称
ライラックの和名「ムラサキハシドイ」は、その紫色の花から来ています。また、日本にはライラックと近縁の種であるハシドイ(Syringa reticulata)が野生し、開花はライラックより遅く6-7月に花が咲きます。「ハシドイ」の名は、木曽方言に由来しています。
その他
ライラックの花の香りは香水の原料ともなり、特に香り成分からはライラックアルコールという新化合物が発見されました。このように、ライラックの花はその美しい姿だけでなく、その香りでも人々に親しまれています。
文化
ヨーロッパでは、ライラックの開花が春の訪れを告げる象徴とされています。特に冷涼な地域では、その耐寒性と長い花期から、庭園や公園などで広く見ることができます。また、「ラッキーライラック」と呼ばれる5つの花びらを持つライラックの存在は、その美しい花の中に隠された神秘性とともに、文化的な要素として受け入れられています。
6月の誕生花
6月の誕生花一覧
- クレマチス(6月1日)
- オダマキ(赤)(6月2日)
- 紫陽花(6月3日)
- カスミソウ(6月4日)
- ホタルブクロ(6月5日)
- ジャーマンアイリス(6月6日)
- アマリリス(6月7日)
- ジャスミン(6月8日)
- 泰山木(6月9日)
- 松葉菊(6月10日)
- ライラック(6月11日)
- ジンジャーリリー(6月12日)
- 紅花(6月13日)
- グラジオラス(6月14日)
- 山法師(6月15日)
- 夏椿(6月16日)
- スイカズラ(6月17日)
- スモークツリー(6月18日)
- 白玉草(6月19日)
- カリブラコア(6月20日)
- 山桃(6月21日)
- 桔梗草(6月22日)
- 紫露草(6月23日)
- セントポーリア(6月24日)
- 昼顔(6月25日)
- ガザニア(6月26日)
- トケイソウ(6月27日)
- 花簪(6月28日)
- アガパンサス(6月29日)
- セージ(6月30日)