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6月15日の誕生花 ヤマボウシ

6月15日の誕生花 ヤマボウシ
ウィキペディアより

 ヤマボウシ(学名: Cornus kousa subsp. kousa)は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木です。初夏に白い総苞片のついた花を咲かせ、それはまるで花びらのように見えます。山林に自生するこの木は、その美しい花、果実、紅葉といった観賞価値から街路樹や庭木としても利用されています。ヤマボウシの果実は食べることも可能で、それがクワの実に似ていることから「ヤマグワ」とも呼ばれる地域も存在します。

花言葉

 ヤマボウシの花言葉は、「友情」です。友情とは人々の間で築かれる強い絆や、互いに尊敬し合い、支え合う関係を指します。ヤマボウシの白い総苞片の花が美しく咲き誇る様子は、深い友情が結ばれる過程に似ています。この花を観察すると、無数の小さな花が集まり、力を合わせて一つの美しい全体像を描いているように見えます。この点が、友情という花言葉に結びついていると考えられます。また、ヤマボウシの果実が熟するとき、その実は甘くて美味しくなります。これは友情が深まり、理解し合うことでより豊かになる様子を象徴しています。

メッセージ

 ヤマボウシを贈る際のメッセージは、「私たちの友情がいつまでも続きますように」というような言葉が考えられます。その美しい花と甘い果実は、お互いに理解し尊重し合う友情の深まりとその甘さを表しています。

名称

 ヤマボウシという名前は、中心に多数の花が集まる頭状の花序を僧兵の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたことからつけられたとされています。これは、「山に咲く法師」(山法師)を意味します。また、この木の実がクワの実に似ていることから、ヤマグワとも呼ばれています。

その他

 ヤマボウシは日本をはじめとするアジアの広範囲に分布しています。山地や野山の林内などに一般的に見られ、湿った林縁にも生えます。日本では本州の東北地方南部から四国、九州、さらに琉球諸島にも分布し、また朝鮮半島や中国でも見ることができます。その風味のある果実は、食用として利用されることもあります。