カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

6月16日の誕生花 ナツツバキ

6月16日の誕生花 ナツツバキ
ウィキペディアより

 ナツツバキ(学名:Stewartia pseudocamellia)は、ツバキ科のナツツバキ属に属する落葉高木です。この木は、初夏に開花し、その花は椿(ツバキ)に似た形状を持っています。そして、ナツツバキは、幹が滑らかでつるつるとしていて、時折、その樹皮が剥がれることから「サルスベリ」という名でも知られています。

花言葉

 ナツツバキの花言葉は、「気品」です。この花言葉は、ナツツバキが見せるその優雅で落ち着いた姿、そして、繊細で洗練された美しさから来ています。花が一日だけ咲くそのはかなさや、滑らかな幹から剥がれ落ちる樹皮の美しさは、気品を象徴しています。それは時間と共に変化し、美しさを保ち続けるという、まさに高貴な気品を感じさせます。

メッセージ

 ナツツバキを贈る際のメッセージとしては、「あなたの内なる気品がいつまでも輝き続けますように」というような言葉が考えられます。ナツツバキの花やその姿は、持ち主の気品や洗練された美しさを称えるものであり、その想いを象徴しています。

名称

 ナツツバキという名前は、その花や葉が椿に似ていること、そして夏に花が咲くことから来ています。また、樹皮がつるつるとしていて、剥がれ落ちることから「サルスベリ」という名前もあります。その他、シャラノキやサラソウジュといった別名もありますが、これらの名前は、インド北部に生えるサラソウジュ(フタバガキ科)という樹に似ていることから名付けられたとされています。

その他

 ナツツバキは、日本から朝鮮半島にかけての地域が原産で、その落葉性の高木は公園や庭園などでよく見かけます。この木の幹はつるつるとしており、その樹皮は次々と剥がれて新たな美しい肌を露出します。この美しい樹皮とともに、白く大きな花を咲かせる様子は、視覚的に大変美しいです。そのため、庭木としてだけでなく、観賞用としても利用されています。木材としても価値があり、床柱や器具、炭などの材料としても利用されます。

文化

 古くから日本の寺院などの庭に植えられてきたナツツバキは、その美しさから「シャラノキ」と称され、多くの人々に親しまれてきました。花が一日しか咲かないそのはかなさは、人々に多くの感動を与え、詩や歌、芸術作品の中でもしばしば描かれてきました。その美しさとはかなさから、仏教の世界では「沙羅双樹(シャラノキ)」として、涅槃の象徴とされています。また、その美しさから、茶道の世界では、茶花としても利用されます。