6月16日の誕生花 ナツツバキ
ナツツバキ(学名:Stewartia pseudocamellia)は、ツバキ科のナツツバキ属に属する落葉高木です。この木は、初夏に開花し、その花は椿(ツバキ)に似た形状を持っています。そして、ナツツバキは、幹が滑らかでつるつるとしていて、時折、その樹皮が剥がれることから「サルスベリ」という名でも知られています。
花言葉
ナツツバキの花言葉は、「気品」です。この花言葉は、ナツツバキが見せるその優雅で落ち着いた姿、そして、繊細で洗練された美しさから来ています。花が一日だけ咲くそのはかなさや、滑らかな幹から剥がれ落ちる樹皮の美しさは、気品を象徴しています。それは時間と共に変化し、美しさを保ち続けるという、まさに高貴な気品を感じさせます。
メッセージ
ナツツバキを贈る際のメッセージとしては、「あなたの内なる気品がいつまでも輝き続けますように」というような言葉が考えられます。ナツツバキの花やその姿は、持ち主の気品や洗練された美しさを称えるものであり、その想いを象徴しています。
名称
ナツツバキという名前は、その花や葉が椿に似ていること、そして夏に花が咲くことから来ています。また、樹皮がつるつるとしていて、剥がれ落ちることから「サルスベリ」という名前もあります。その他、シャラノキやサラソウジュといった別名もありますが、これらの名前は、インド北部に生えるサラソウジュ(フタバガキ科)という樹に似ていることから名付けられたとされています。
その他
ナツツバキは、日本から朝鮮半島にかけての地域が原産で、その落葉性の高木は公園や庭園などでよく見かけます。この木の幹はつるつるとしており、その樹皮は次々と剥がれて新たな美しい肌を露出します。この美しい樹皮とともに、白く大きな花を咲かせる様子は、視覚的に大変美しいです。そのため、庭木としてだけでなく、観賞用としても利用されています。木材としても価値があり、床柱や器具、炭などの材料としても利用されます。
文化
古くから日本の寺院などの庭に植えられてきたナツツバキは、その美しさから「シャラノキ」と称され、多くの人々に親しまれてきました。花が一日しか咲かないそのはかなさは、人々に多くの感動を与え、詩や歌、芸術作品の中でもしばしば描かれてきました。その美しさとはかなさから、仏教の世界では「沙羅双樹(シャラノキ)」として、涅槃の象徴とされています。また、その美しさから、茶道の世界では、茶花としても利用されます。
6月の誕生花
6月の誕生花一覧
- クレマチス(6月1日)
- オダマキ(赤)(6月2日)
- 紫陽花(6月3日)
- カスミソウ(6月4日)
- ホタルブクロ(6月5日)
- ジャーマンアイリス(6月6日)
- アマリリス(6月7日)
- ジャスミン(6月8日)
- 泰山木(6月9日)
- 松葉菊(6月10日)
- ライラック(6月11日)
- ジンジャーリリー(6月12日)
- 紅花(6月13日)
- グラジオラス(6月14日)
- 山法師(6月15日)
- 夏椿(6月16日)
- スイカズラ(6月17日)
- スモークツリー(6月18日)
- 白玉草(6月19日)
- カリブラコア(6月20日)
- 山桃(6月21日)
- 桔梗草(6月22日)
- 紫露草(6月23日)
- セントポーリア(6月24日)
- 昼顔(6月25日)
- ガザニア(6月26日)
- トケイソウ(6月27日)
- 花簪(6月28日)
- アガパンサス(6月29日)
- セージ(6月30日)