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6月13日の誕生花 ベニバナ

6月13日の誕生花 ベニバナ
ウィキペディアより

 ベニバナ(紅花、学名:Carthamus tinctorius)は、キク科ベニバナ属の一年草で、その名の通り鮮やかな紅色の花をつけます。原産地はアフリカのエチオピアといわれ、古くから口紅や赤の染料の原料として栽培されてきました。日本では飛鳥時代に渡来し、特に山形県を中心に栽培が行われています。高さは最大で1mほどになり、6月から7月にかけて花を咲かせます。咲き始めは黄色い花が、時間とともに橙色、赤色へと変化します。

花言葉

 ベニバナの花言葉は、「一途な愛」です。これは、ベニバナの花が一度咲き始めると、その生命力と色彩を保ち続ける様子からきています。また、ベニバナの花が赤く染まる様子は情熱的な愛情を象徴しており、この花を贈ることで一途な愛情を示すことができます。

メッセージ

 ベニバナを贈る際のメッセージは、「私の一途な愛情を受け取ってください」や「いつまでもあなたへの情熱は変わらない」などが考えられます。ベニバナの花言葉「一途な愛」からは、揺るぎない愛情を示すメッセージが込められています。

名称

 ベニバナの名前は、その鮮やかな紅色の花から来ています。和名である「紅花」はそのまま「赤い花」を意味し、その色彩からこの名が付けられました。また、「すえつむはな(末摘花)」という雅称もあり、これは花の色が時間とともに変わる様子を表しています。

文化

 ベニバナは古くから色素を取るための重要な植物で、日本では特に江戸時代に茶道具などの色付けに利用されました。また、その美しい色合いから詩や文学にも頻繁に登場します。現在でもベニバナは和菓子や食品添加物の色付けに使用されるほか、山形県では毎年夏にベニバナ祭りが開かれ、その美しさと文化的な価値を讃えています。

その他

 ベニバナはその花だけでなく、種子の胚芽に含まれる植物油脂や薬用成分も利用価値があります。種子からはベニバナ油が採取され、健康食品として注目されています。また、生薬としても利用され、若い芽と葉は野菜として食用になります。さらに、美容成分としても注目されており、スキンケア商品に配合されることもあります。