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6月9日の誕生花 タイサンボク

6月9日の誕生花 タイサンボク
ウィキペディアより

 タイサンボク(学名:Magnolia grandiflora)は、モクレン科モクレン属の常緑高木で、北米原産です。日本には明治時代に導入され、今では広く栽培されています。高さ20メートルにもなる大木で、大きな葉の裏面には茶色の毛が密生しています。深緑色の光沢のある葉と大輪の純白色の花が美しい対比をなし、花のない時期にも端正な樹形が楽しめます。花は碗状で上向きに咲き、その香りはマグノリア香水の原料ともなります。しかし、樹高が高いため、見上げないと開花に気づかないこともあります。

花言葉

 タイサンボクの花言葉は、「誠実な愛」です。その純白で大輪の花が、純粋で大きな愛情を象徴していると考えられています。一方、その高さから見下ろすように咲く花は、真実を見つめ、誠実さを持って接することを表しています。そして、強い香りが周囲に広がることから、その愛が揺るぎないことを象徴しているともいえます。

メッセージ

 タイサンボクを贈る際のメッセージは、「あなたへの私の愛は純粋で揺るぎない」となります。その純白の花と香りが、相手への深い愛情と誠実さを伝えます。また、高木であることから、「どんな困難も乗り越えてあなたを守ります」という意味も込められます。

名称

 タイサンボクという名前は、中国の伝説的な山、泰山(テーサン)に由来すると考えられています。泰山は中国で最も重要視される五岳の一つで、その壮大さと尊さがタイサンボクの大きな花と高さに見立てられています。また、「大盞木」という別名は、大きな碗状の花が酒盞に見立てられたものです。

その他

 タイサンボクは、庭木として、また公園や道路沿いの植栽としても利用されます。その美しい姿と香り、そして四季を通じて楽しめる端正な樹形から、広く愛されています。成長が早く複数の幹が立ち、横枝も張るため、広いスペースがある場所に適しています。鉢植えの苗はコンパクトに仕立てられて販売されていますが、やがて大きく成長しますので、庭の配置計画には注意が必要です。